スリングパニアー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 02:06 UTC 版)
「ラウンドバーニアン」の記事における「スリングパニアー」の解説
SLING PANNIER 作品後半に登場する、RVの(主に大気圏内での)機動性能を増強させる一種の飛行アタッチメント。スリングは「吊り下げる」または「振り投げる」、パニアーは「背負いかご」の意味。バックパックに可動式のエンジンが接合されており、発進時は地面に対して垂直または斜めに噴射、巡航時は90度稼働して、地面に対して水平に噴射するようになっており、これまでのロボットの飛行ユニットと比較すると、説得力のあるデザインとなっている。バイファム、ネオファム、トゥランファムの各RVそれぞれに専用のスリングパニアーが用意されており、大気圏内飛行のため後付設計されたバイファム用 (FAM-SP-1V) とネオファム用 (FAM-SP-5N) はバックパックごとの交換になる。また、バイファムにはバックパックの固定補強のため、胸部にもバックパックとケーブルで繋がったカバーユニットが追加装備される。トゥランファム用のスリングパニアー (FAM-SP-11T) は、本体オプションとして同時期に設計されたため、機体背部の一体型バックパックに直接取り付けることができる。本来は大気圏内飛行用のオプションではあるが、宇宙空間でも使用可能で、RVの機動性・稼働時間も向上する。 スリングパニアーは『鉄人28号』や『マジンガーZ』に登場するものと同様の「ロボットの飛行用追加装備」であり、ロボットものにおける「パワーアップの王道パターン」を本作でもなぞっている。本装備は可変翼を装備したジェットエンジンをロボットの背部に装備するという、『マジンガーZ』のジェットスクランダーをいわゆる「リアルロボット」向けに手直ししたものである。本作以後『機甲戦記ドラグナー』や『機動戦士ガンダムSEED』においても同様のジェットスクランダーパターンの装備が登場する。
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