スクリーマデリカとは? わかりやすく解説

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スクリーマデリカ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/03 23:27 UTC 版)

『スクリーマデリカ』
カバーアートとボビー・ギレスピー
(1991年CLUB CITTA')
プライマル・スクリームスタジオ・アルバム
リリース
録音 1990年 - 1991年
ジャンル ロック
アシッド・ハウス
時間
レーベル クリエイション(イギリス)
エピック(日本)
プロデュース アンドリュー・ウェザオール
ジ・オーブ
ジミー・ミラー
ヒプノトーン
ヒューゴ・ニコルソン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 8位(イギリス)
  • 57位(日本)
  • ゴールドディスク
  • シルヴァー(イギリス)[1]
  • プライマル・スクリーム アルバム 年表
    プライマル・スクリーム
    (1989年)
    スクリーマデリカ
    (1991年)
    ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ
    (1994年)
    テンプレートを表示

    スクリーマデリカ』(Screamadelica) は、イギリスロックバンドプライマル・スクリーム1991年に発表したアルバム。通算3作目。アルバムは全英チャート8位まで上り、バンドにとって初のヒット作となった[2]

    解説

    当時のマッドチェスターの影響を受け、ロックンロールアシッド・ハウスその他の融合を試みた。楽曲は前2作よりも格段に精巧に練られ、音楽性も多大に変化した。テクノ畑のアンドリュー・ウェザオールジ・オーブから、ローリング・ストーンズとの仕事で知られるジミー・ミラーまで、多彩なプロデューサーを起用し、ジャー・ウォブル(元パブリック・イメージ・リミテッド)もゲスト参加している。アルバムは多方面から多くの称賛を受け、1992年のマーキュリー賞を受賞した[3]

    アルバムタイトル曲は収録されず、1992年にリリースされた『ディキシー・ナーコEP』と1994年の日本限定盤『Souls』に収録された。

    1990年に発売されたシングル「ローデッド」は前作『プライマル・スクリーム』に収録された「アイム・ルージング・モア・ザン・アイル・エヴァー・ハヴ」をアンドルー・ウェザオールがリミックスしたもので、全英16位のヒットシングルとなった[4]

    アルバムカバーはデザイナーのポール・キャネルが手掛け、2005年にキャネルが自殺した際にはアンドリュー・ウェザオールからコメントが寄せられた[5]。アルバムカバーは英ロイヤルメールからが2010年に発売したクラシック・アルバム・カバーデザイン切手の一つに選ばれた[6]

    2011年は『スクリーマデリカ』のから発売20周年となり、『ディキシー・ナーコEP』を含めたリマスター音源やボックスセットが発売された[7]。一連のリリースに伴い、2010年末から2011年初頭にかけ、イギリス、オセアニアを回る記念ツアーが開催された[8]

    収録曲

    全作詞・作曲: 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。。
    # タイトル 作詞 作曲・編曲 備考 時間
    1. 「ムーヴィン・オン・アップ」(Movin' on Up) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    2. 「スリップ・インサイド・ディス・ハウス」(Slip Inside This House) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 [A]
    3. 「ドント・ファイト・イット、フィール・イット」(Don't Fight It, Feel It) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    4. 「ハイヤー・ザン・ザ・サン」(Higher Than the Sun) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    5. 「インナー・フライト」(Inner Flight) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    6. 「カム・トゥゲザー」(Come Together) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 [B]
    7. 「ローデッド」(Loaded) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    8. 「ダメージド」(Damaged) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    9. 「アイム・カミン・ダウン」(I'm Comin' Down) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    10. 「ハイヤー・ザン・ザ・サン」(Higher Than the Sun [A Dub Symphony in Two Parts]) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    11. 「シャイン・ライク・スターズ」(Shine Like Stars) 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。 特記なき楽曲はボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤングの共作。  
    • A ^ 13thフロア・エレベーターズのカバーで、日本盤には当初『扉を開けて』という邦題が付された[9]
    • B ^ アメリカ盤にはテリー・ファーリーのミックスが収録されている。

    各国での発売形態

    日付 レーベル 発売形態 カタログ番号
    イギリス 1991年9月23日 クリエイション・レコーズ 2LP CRELP 076
    CD CRECD 076
    1992年 クリエイション・レコーズ/ヴァージン・レコード VHS VVD 1041
    2001年4月2日 クリエイション・レコーズ MD CREMD 076
    2001年9月24日 Simply Vinyl 2LP SVLP 344
    2011年3月7日 Sony CMG ボックスセット(2LP+4CD+DVD+Tシャツ) 88697811042
    2011年3月14日 Sony CMG 2CD 88697811032
    日本 1991年10月1日 日本コロムビア CD COCY 7985
    1992年9月25日 徳間ジャパンコミュニケーションズ LD
    VHS
    1994年5月21日 エピックレコードジャパン CD ESCA 5946
    アメリカ 1991年10月8日 サイアー・レコーズ/WEA CD 2-26714
    2003年6月17日 Plain Recordings 2LP PLAIN 106

    脚注

    外部リンク




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