【スカイフラッシュ】(すかいふらっしゅ)
イギリス空軍など、欧州で広く装備されている中射程空対空ミサイル。
AIM-7E-2「スパロー」の胴体を利用した発展型である。
1973年、初期型のAIM-7を装備していたイギリスはXJ152計画に着手し、開発を開始。
そして1978年、F-4「ファントムII」に搭載するためにBAeのミサイル部門(現MBDA)が実用化した。
セミアクティブレーダー誘導方式だが、新規開発された世界初の逆モノパルス式シーカーを搭載しているため、ECCM能力や低空目標への対処能力が高い。
射程は約50km程度と言われている。
イギリス以外では、イタリア・サウジアラビア・スウェーデンで採用されており、スウェーデンではRb71の名称でライセンス生産している。
後継としてアクティブレーダー誘導式の「アクティブスカイフラッシュ」も計画されたが、1991年に計画が中止されている。
さらなる発展型としてミーティアを開発中だが、RAFなどでは繋ぎとしてAIM-120を導入している。
スペックデータ
スカイフラッシュ (ミサイル)
(スカイフラッシュ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 06:30 UTC 版)
スカイフラッシュ(Skyflash)は、イギリスのBAe社が開発したセミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)誘導方式の視界外射程ミサイル。
- 1 スカイフラッシュ (ミサイル)とは
- 2 スカイフラッシュ (ミサイル)の概要
スカイフラッシュ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:11 UTC 版)
「スパロー (ミサイル)」の記事における「スカイフラッシュ」の解説
BAe社が開発したAIM-7Eの発展型。内部回路系統を改良し低空目標対処能力やECCM能力を向上させている。イギリス・イタリア・サウジアラビア・スウェーデンの4カ国が運用していた。
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