ジャックと豆の木
原題: | Jack and the Beanstalk |
製作国: | イギリス |
製作年: | 1956 |
配給: | 東和 |
スタッフ | |
監督: | Lotte Reiniger ロッテ・ライニガー |
製作: | Vivian Milroy |
Louis Hagen | |
音楽: | Freddie Phillips |
編集: | Richard Kaplan |
スクリプター: | Carl Koch カール・コッホ |
Lotte Reiniger ロッテ・ライニガー | |
日解: | 中村メイコ ナカムラメイコ |
キャスト(役名) |
解説 |
サイレント時代「アクメッド王子の冒険」(二七年)などの影絵映画を作ったロッテ・ライニガー夫人が、夫のカール・コッホと協力(アニメーション担当)して完成した初のイーストマンカラー色彩影絵映画。同夫妻はドイツ人でトーキー後も「カルメン」(三二年)などを発表したがナチ台頭後ドイツから亡命、戦後ベルリンに戻ったがイギリスに渡りロンドン郊外にプリムローズ・プロを設立、一九五六年この映画を完成した。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
貧しいジャックは母の言いつけで、たった一匹残った豚を市場に売りに行く途中、一人の小人に会う。小人はジャックに、豚をくれるなら世界中の富の入った袋をやろうと言う。ジャックは喜んで取換えたが帰って袋をあけて見たら五粒の豆が入っているばかり。しかし、この豆は蒔くと忽ち天まで届く大木になる。ジャックが、その大木を登って行くと。先の方に大男の住む城があった。大男が留守の間にジャックは城に入る。城の中には美しいお姫様が閉じ込められていたが、大へん喜び、大男が戻ってくると急いでジャックを隠す。大男は金の卵を生む牝鶏を持帰って上機嫌だったが、やがてジャックを見つけた。ジャックは、お姫様の言うまま魔法の牝鶏を手に大急ぎで豆の木を駈け降りる。大男が追って来るが、ジャックは地上につくや斧で木を切り倒した。大男は落ちて地面にめり込む。金の卵を生む牡鶏は貧しいジャック母子のものになる。 |
ジャックと豆の木
原題: | |
製作国: | 日本 |
製作年: | 1974 |
配給: | 日本へラルド映画 |
スタッフ | |
監督: | 杉井ギサブロー スギイギサブロー |
製作: | 中田実紀雄 |
脚本: | 平見修二 |
撮影: | VAC |
音楽監督: | 渋谷森久 シブヤモリヒサ |
作曲: | 三木たかし ミキタカシ |
井上忠夫 イノウエタダオ | |
都倉俊一 トクラシュンイチ | |
美術: | 児玉喬夫 コダマタカオ |
内田好之 ウチダヨシユキ | |
阿部幸次 アベコウジ | |
藤本四郎 フジモトトシロウ | |
編集: | 古川雅士 フルカワマサシ |
録音: | 田代敦巳 |
スクリプター: | 阿久悠 アクユウ |
制作補: | 加藤真人 カトウ |
キャスト(役名) |
市村正親 イチムラマサチカ (ジャック) |
山本リンダ ヤマモトリンダ (マーガレット) |
西村晃 ニシムラコウ (豆売りの老人) |
悠木千帆 ユウキチホ樹木希林 (ノワール夫人) |
日下武史 クサカタケシ (紙の司祭) |
水島弘 ミズシマヒロシ (チューリップ王子) |
一谷伸江 イチタニノブエ (たてごと) |
麻生美代子 アソウミヨコ (おっ母さん) |
上村一夫 カミムラカズオ (グロスビー) |
左とん平 ヒダリトンペイ (口上) |
解説 |
イギリスの民話「ジャックと豆の木」を動画化したミュージカル・ファンタジーで、スタッフは「クレオパトラ」など、元虫プロで活躍していた人々で、杉井ギサブローが監督している。 |
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください |
森には朝霧が流れ、起きだしたジャックは、動物たちと牧場をかけまわって遊んでいる。ジャックは、おっ母さんとおいぼれの犬のグロスビー、牝牛のスロー、名前はまだないオンドリと暮している。乳の出なくなったスローをジャックが売りに行くことになった。その途中、ジャックは不思議な老人に呼び止められた。奇跡を起こすことのできる五つぶの豆と、スローを交換してくれ、というのだった。最初は断ったジャックだったが、あまり熱心に老人が言うのでとうとう取り替えてしまった。しかし、そんなジャックを怒ったおっ母さんは、豆を外に投げ捨て、ジャックをさんざん殴った。ところがその夜、奇跡が起こった。豆から芽が出て、急速に夜空めがけてのびていったのだ。ジャックとグロスビーは、その豆の木を登り、雲の上の城に辿り着いた。そこには城を支配している魔女のノワール夫人と息子で巨人のチューリップ王子、そしてノワール夫人に魔法をかけられ王子と結婚させられようとしている妖精のお姫さま、マーガレットが住んでいた。ジャックはノワール夫人と巨人が彼を食べようと競っいるうちに、グロスビーと、城のネズミたちに救け出された。このネズミはノワール夫人の魔法にかけられたマーガレットの家来なのだった。ネズミたちはジャックにマーガレットを救ってくれるように頼むが、ジャックは宝の倉にあった金貨と、金の卵を生むニワトリを持ち出し、家に逃げ帰った。家の庭ではグロスビーが、弱虫で卑怯なジャックに腹をたてて、歩き廻っていた。その時奇跡が起きた。グロスビーの口から人間の言葉があふれだしたのだ。グロスビーが歌う「これか男の道」を聞いたジャックはお姫さまを救おうと決心するのだった。翌日、マーガレットと巨人の結婚式。その式の最中、ジャックが飛び込んできて、マーガレットにキスした。魔法を解くただひとつの方法は、勇気のある男の子が、キスをすることだったのだ。結婚式をぶち壊されて気が狂った巨人は、ノワール夫人をふみつぶし、ジャックとマーガレットを追って暴れまくった。まともに向かってはかなわないジャックは、マーガレットにサヨナラを言って、グロスビーとともに、豆の木をつたわって逃げた。後を追う巨人。先に地面に降りたジャックは、豆の木を力いっぱい斧で切り倒した。二度とマーガレットには会えないが、それ以外に巨人の手から救ける方法がない! 轟音とともに、豆の木はくずれ落ち、巨人は地面に墜落して死んだ。その時、ジャックの耳に、マーガレットの、悲しみを込めた別れの歌が、聞こえてきた。 |
ジャックと豆の木と同じ種類の言葉
固有名詞の分類
このページでは「映画情報」からジャックと豆の木を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からジャックと豆の木を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からジャックと豆の木を検索
Weblioに収録されているすべての辞書からジャックと豆の木を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- ジャックと豆の木のページへのリンク