シンフォニア (ベリオ)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シンフォニア (ベリオ)の意味・解説 

シンフォニア (ベリオ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/18 02:52 UTC 版)

ルチアーノ・ベリオの『シンフォニア』(Sinfonia、1968 / 1969年)は、ニューヨーク・フィルハーモニックの125周年記念として委嘱された、5楽章から成る管弦楽曲。8人の混声重唱を伴う。第4楽章までがベリオ自身の指揮により同オーケストラで1968年10月10日に初演された。翌年、5楽章に改訂され、エルネスト・ブール指揮の南西ドイツ放送交響楽団によりドナウエッシンゲン音楽祭にて初演された。なお、どちらも重唱はスウィングル・シンガーズが担当している。

編成

ソリスト

ボイス8

木管楽器

ピッコロフルート3、オーボエ2、イングリッシュホルン小クラリネットソプラノクラリネット3、アルト・サックステナー・サックスファゴット2、コントラファゴット

金管楽器

ホルン4、トランペット4、トロンボーン3、テューバ

打楽器

3人の打楽器奏者が演奏する。

打楽器1

ティンパニグロッケンシュピールスネアドラムタムタムボンゴ

打楽器2

マリンバ、タムタム、シズル・シンバル、スネアドラム、バスドラムタンバリンウッドブロック3、むちギロスレイベルトライアングル

打楽器3

ヴィブラフォン、タムタム、シンバル、スネアドラム、バスドラム、ボンゴ、タンバリン、カスタネット、ギロ、スレイベル、トライアングル2

鍵盤楽器

ピアノ電子ピアノ電子オルガン

弦楽器

ハープ弦楽合奏

楽曲構成

参考文献

脚注

  1. ^ David Osmond-Smithの著書によれば、使われている曲には次のようなものがある(登場順)。シェーンベルク5つの管弦楽曲作品16〜第4曲「急転」 - マーラー/交響曲第4番第1楽章冒頭 - ドビュッシー交響詩『海』第3楽章 - ドビュッシー/交響詩『海』第2楽章 - マーラー/交響曲第4番第1楽章 - マーラー/交響曲第2番第3楽章 - ヒンデミット室内音楽第4番第5楽章 - ベルリオーズ幻想交響曲第2楽章 - ベルクヴァイオリン協奏曲第2楽章 - ブラームスヴァイオリン協奏曲第2楽章 - ラヴェル/『ラ・ヴァルス』 - ラヴェル/『ダフニスとクロエ』 - マーラー/交響曲第9番第2楽章 - ストラヴィンスキー/『春の祭典』第1部「大地の踊り」 - ストラヴィンスキー/『アゴン』〜ドゥーブル・パ=ドゥ=カトル - R. シュトラウス/歌劇『ばらの騎士』第2幕 - ブラームス/交響曲第4番第4楽章 - プスール/『交叉した色調』 - バッハブランデンブルク協奏曲第1番第2楽章 - シェーンベルク/5つの管弦楽曲作品16〜第3曲「色彩」 - ベルク/歌劇『ヴォツェック』第3幕 - ベートーヴェン交響曲第6番第2楽章 - ブーレーズ/『プリ・スロン・プリ』〜第1曲「賚」 - ウェーベルン/『第2カンタータ』第5楽章 - シュトックハウゼン/『グルッペン』。なお、歌詞(台詞)には、サミュエル・ベケットの小説『名づけえぬもの』(英語版。一部改変)からや、引用音楽のタイトル或いはそれに準ずるもの、音名(ソルフェージュ)などが使われている。


このページでは「ウィキペディア」からシンフォニア (ベリオ)を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書からシンフォニア (ベリオ)を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書からシンフォニア (ベリオ)を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シンフォニア (ベリオ)」の関連用語

シンフォニア (ベリオ)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シンフォニア (ベリオ)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシンフォニア (ベリオ) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS