シレット管区とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > シレット管区の意味・解説 

シレット管区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/24 23:00 UTC 版)

シレット管区
県庁所在地 シレット
面積 12,595.95km2
人口 7,899,816人
人口密度 627.17人/km2
識字率 27.9%
地図
シレット管区の位置

シレット管区(シレットかんく)は、バングラデシュの最高の地方行政区域である管区の一つ。チッタゴン管区ダッカ管区と接し、北から東南はインドとの国境を有する。

地理

管区内は他の管区に比べ高低差が大きい。またシレット語ベンガル語シレット方言と見なされることも多いが、ベンガル語と比べて音声上の違いが非常に大きく、一般に他の地域のバングラデシュ人にとってわかりにくい[1]

歴史

1303年にスーフィーのシャー・ジャラール(en)によってシレットが征服され、それ以降現在のシレット管区ではイスラム化が進んだ[1]

現在のシレット管区は英領時代は現在のインド、アッサム州の管轄下にあったが、1947年にムスリム(イスラム教徒)の多さからパキスタンに割譲された。のちに東パキスタン(現在のバングラデシュ)はパキスタンから分離独立するが、同時にシレット管区も東パキスタンの領土となった。インド領として残ったen:Karimganj districtでは分離独立運動が起っている。

2022年4月、洪水が発生、シレット管区の84%が浸水した。同年5月だけでも9万3000棟、小学校419校が損壊した[2]

行政区画

  1. ハビガンジ県
  2. マウルビバザール県
  3. スナマンジ県英語版
  4. シレット県英語版

経済

自然の資源が多いとされる。またの生産でも有名である。

脚注

  1. ^ a b James Lloyd-Williams; Sue Lloyd-Williams; Peter Constable (2002-11-01), Documentation in support of proposal for encoding Syloti Nagri in the BMP, https://www.unicode.org/L2/L2002/02388-syloti-proposal.pdf 
  2. ^ バングラデシュの洪水、支援が必要な被災者700万人”. CNN (2022年6月29日). 2022年6月27日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シレット管区」の関連用語

シレット管区のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シレット管区のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシレット管区 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS