コウハン コウハンガとは? わかりやすく解説

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孔版

読み】:コウハン コウハンガ
【英】:STENCIL

版画技法他の版形式凸版凹版平版)が全て版材に盛ったインキを紙に転写するに対して、孔版は版膜にあけられた孔をインキ通過することで印刷される。従って原画左右逆にならず、またインキ盛り上げ自在である。孔版の最も原始的なものはステンシルで、型紙切り抜き、上から刷毛ローラー絵具刷り込む日本でも古くから、薄い美濃紙を渋で貼り重ねた防水性渋紙に型を切り抜いて版をつくる合羽版かっぱばんが行われている。あまり細かい製版できないので簡潔な表現適している。同じ孔版で、ステンシルのより進化したものとしてシルクスクリーンミメオグラフ謄写版)がある。これらは版膜を完全に切り抜くではなく絹布や紙への目止めによって、インキ通過する部分としない部分をつくる。従ってステンシルのように型が地続きになっている要はなく、より自由な、また繊細微妙な表現が可能となる。なお「ステンシル」は広義の孔版をも指すが、普通は上述のような型紙印刷を指す語として使われる



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