キング・オブ・ブレンダーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 16:54 UTC 版)
「ニッカウヰスキー」の記事における「キング・オブ・ブレンダーズ」の解説
左手に大麦の穂を、右手にウイスキーのテイスティング用グラスを持つ男は、事実上、ニッカのマスコットキャラクターになっている。この男の絵は、1965年、新ブラックニッカのラベルで初めて使用され、その後も数種のニッカ製ウイスキーのラベルに印刷され続けている。これは大高重治によるデザインとされている。 この男はウイスキー愛好家たちにはローリー卿と呼ばれ、17世紀の冒険家ウォルター・ローリーがモデルだといわれてはいるが、2代目マスターブレンダーの竹鶴威によれば、実際のモデルはよくわからないという。また別の説によれば、19世紀、ウイスキーのブレンドの重要性を説いたW・P・ローリー (William Phaup Lowrie) であるともいわれている。2011年現在、公式サイトによれば、「「W・P・ローリー」がモデル」だという。像の向きは当初向かって右向きであったが、後に向かって左向きに変えられた。変えられた理由も不明だが、当時の広告に左、右を向いた2種類のウイスキーのボトルの顔が向き合う写真が使われており、ディスプレイ上の理由で2種類作られたもののうち片方が残ったものと考えられる。なお、1959年の西宮工場落成記念ブラックニッカのラベルには、これとは違うデザインのローリー卿が描かれていた。 2014年に始まったニッカの公式Twitterにおいては、彼の語り (一人称は「わし」) で商品やキャンペーンの告知が行われている。
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