キャピュレット家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/17 19:31 UTC 版)
「ロミオ×ジュリエット」の記事における「キャピュレット家」の解説
キュリオ 声 - 鳥海浩輔 フランシスコの親友かつ、ジュリエットの剣の師匠。14年前の事件で父親を亡くしている。口下手だが優しい性格。密かにジュリエットのことが好き。面倒事を押し付けられがち。絵が得意。平和になった後は八百屋を営んでいる。 名前は『十二夜』に登場する貴族から。 フランシスコ 声 - 野島裕史 キュリオとは親友であり、弓の名手。彼も14年前の事件で父親を亡くしている。冷静で頭はいいがやや毒舌。女性から非常にモテており、それを楽しんでいるが失敗談も多い。情報通でもある。ペンヴォーリオのことをキュリオに押し付けるなど、ちゃっかりしている。当主に対する忠誠心は厚く、どんな犠牲を払ってでもジュリエットの幸福を願っている。平和になった後はネオ・ヴェローナ議会の議員をしている。 名前は『ハムレット』に登場する見張りの兵士および『テンペスト』の貴族から。 コーディリア 声 - 松来未祐 ジュリエットの姉的存在であり、優しい女性。14年前の事件で両親を亡くしている。炊事洗濯など、家事が得意。 ペンヴォーリオに家事全般を教えていくうちに、彼と結婚、一児の母親となる。 名前は『リア王』の末娘の王女から。 アントニオ 声 - 広橋涼 コンラッドの孫で、仲間内の連絡係もこなす。ジュリエットと仲がよく、行動を共にすることが多い。赤い旋風としての活動をよく手伝っていた。ジュリエットが16歳になるまで女だと知らなかった。 ティボルト 声 - 置鮎龍太郎 黒い竜馬を駆り、腰に帯びた2本の剣を用いて戦う二刀流剣士。 モンタギューの息子であり、ロミオの異母兄。母親はキャピュレット家出身であったが、父親によって復讐のためだけに利用され、利用価値がなくなるとすぐに捨てられた。母親の死後、カミロに預けられ養子となるが15歳の頃に屋敷を飛び出した。以来、母親を捨て死に追いやった父親を憎み、キャピュレットを裏切った義父を見下している。利害一致によりキャピュレット家に協力しているが、キャピュレット残党一派とは距離を置き、独自に行動している。 冷淡な態度が目立つ一方、優しい。 マンチュアにあるカミロの別荘に潜伏していた際、カミロを追ってやってきたジュリエットに自らの境遇とモンタギューの過去を打ち明けるが、復讐のために手段を選ばない彼とモンタギューとの相似性を指摘され、激高しつつも、徐々に考えを改める。 ネオ・ヴェローナで再び再会したジュリエットにエスカラスに自分の命を捧げなくてはならないこと、自分がいなくなった後、ロミオを託したいことを告げられると、あれほど固執していた復讐を遂げることより、ジュリエットを過酷な運命から救う方法を求めて、モンタギューに詰め寄り、何も知らずに身を引こうとするロミオにジュリエットを救うよう諭すなど、彼もまた、ジュリエットを想っていたような態度を見せた。 キュリオ、フランシスコらと共に、ロミオを失い悲しみに暮れるジュリエットを救おうとしたが、ロミオと共にこの場に残り、世界を救いたいという彼女の決意に押され、2人の最期を看取る。平和になった後はロミオの遺言となった約束通り、ペトルーキオの兄弟たちをシエロに乗せて飛ぶシーンで物語は幕を閉じることとなる。 母親の名前ヴォラムニアは、『コリオレイナス』の母親の名前から取られている。 コンラッド 声 - 宝亀克寿 キャピュレット家の元親衛隊長。14年前の事件でジュリエットとコーディリアを救い出した。ジュリエットを育て、モンタギューを打倒する機会を窺っている。頑固で古風。忠義に厚い。カミロ、ヴィットーリオらとは親友の間柄。良くも悪くもキャピュレットの旧臣であり、ジュリエットがモンタギューに代わり、大公に返り咲くことだけを望む。事件の真相を知った後はめっきり老け込んだ様子で、自分がジュリエットを追い詰め、不幸にしたのではないかと嘆き、アントニオに慰められていた。 名前は『から騒ぎ』のドン・ジョンの手下から。 キャピュレット 声 - 滝知史 ジュリエットの父親で、元ネオ・ヴェローナ大公。14年前のモンタギューのクーデターにより妻と共に殺害された。 エアリエル・ファルネーゼ 声 - 鳳芳野 ファルネーゼ家の当主で、ウィリアムの劇場にジュリエットたちを匿っている。前政権からキャピュレット派であり、現在もキャピュレット残党一派の最大の後援者だが、貴族の中でも名門であるためモンタギューも手を出せずにいる。後にお尋ね者となったジュリエットたちの潜伏地として、マンチュアの別荘を提供する。 名前は『あらし(テンペスト)』の風の妖精から。 バルサザー 声 - 西川幾雄 ファルネーゼ家がマンチュアに所有している別荘で働く執事。 『ロミオとジュリエット』ではロミオの召使の名前であり、『間違いの喜劇』に登場する商人、『ヴェニスの商人』のポーシャの召使、『から騒ぎ』のドン・ペドローに仕える歌手もこの名前である。 リーガン 声 - 斎藤千和 バルサザーの孫娘。恥ずかしがり屋な性格なのか、アントニオに対しては初対面時にはツンツンとした態度をとっていた。 名前は『リア王』の次女から。
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