寄能銀扇【キノウギンセン】(草花類)
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登録番号 | 第5556号 |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 寄能銀扇 よみ:キノウギンセン |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1998年 3月 20日 | |
品種登録者の名称 | 寄能節雄 | |
品種登録者の住所 | 広島県芦品郡新市町大字常1598番地の2 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 寄能節雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「白扇」に「銀竜」を交配して,選抜,育成されたものであり,花は黄白色のやや大輪で,一輪仕立ての切花向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈はやや高である。茎の太さは6.0~7.9mm,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29mmである。葉身長は75~99mm,葉幅は50~74mm,基部の形はやや凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度はやや低,欠刻底部の形は丸,葉裂片縁部の重なりは平行する,表面及び裏面の色は緑,光沢度は中,厚さはやや厚,葉全体の角度は平,葉身の巻き方は平,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは110~149mm,舌状花の重ねは5列以上で露芯しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10~49,分布は集中,全長は8.0~8.9mmである。花弁の形は舟底弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は内曲,花弁の長さは70~89mm,幅は20.0~29.9mm,外花弁の表面及び裏面の色は黄白(JHS カラーチャート2701),外花弁の角度は上向,花の中心部の色は外弁と異なり黄緑色である。花たくの形は平らなドーム状,総ほうの大きさは30~39mm,総ほう部から花頂部までの高さは50~59mm,花首の長さは60~79mm,季咲きの開花期は秋で,育成地(広島県芦品郡新市町)における自然開花期は9月上旬である。 「銀竜」と比較して,葉裂片縁部の重なりが平行すること,葉全体の角度が平であること,たく葉の形が深裂しないこと等で,「精興の城」と比較して,葉の欠刻底部の形が丸であること,葉全体の角度が平であること,葉身の巻き方が平であること,花首が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者のほ場(広島県芦品郡新市町)において,平成元年に「白扇」に「銀竜」を交配して得られた実生から選抜,育成されたものであり,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,4年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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