カルブコ火山とは? わかりやすく解説

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カルブコ‐さん【カルブコ山】


カルブコ山

(カルブコ火山 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 13:20 UTC 版)

カルブコ
ジャンキウェ湖畔から臨むカルブコ(2010年2月11日
最高地点
標高2,015 m (6,611 ft) [1][2]
プロミネンス1,946 m (6,385 ft) [2]
総称ウルトラ
座標南緯41度19分48秒 西経72度37分06秒 / 南緯41.33000度 西経72.61833度 / -41.33000; -72.61833座標: 南緯41度19分48秒 西経72度37分06秒 / 南緯41.33000度 西経72.61833度 / -41.33000; -72.61833[2]
地形
カルブコ
Chile
所在地 チリロス・ラゴス州
州/地方CL
所属山脈アンデス山脈
地質
岩石の年代更新世
山の種類成層火山
最新の噴火2015年4月22日(継続中)
プロジェクト 山

カルブコ山(Calbuco)は、チリロス・ラゴス州プエルトバラスにある成層火山アンデス山脈を構成する一つの山である。火山とその周辺一帯はジャンキウェ国立自然保護区内にある。

概要

溶岩は安山岩で、55 - 60%二酸化ケイ素を含んでいる。後期更新世には山体が崩壊し、湖にまで達した。

火山活動

  • 1837年から数え、少なくとも10回の噴火記録がある。
  • 1893年から1894年にかけて歴史的な噴火が起こった。激しい噴火によって高温ラハール(火山泥流)を伴い火口から約8kmのところに約30cmの岩が放出された。
  • 1929年1月には火砕流溶岩流が発生。
  • 1961年の噴火では、約12〜15kmの灰の柱が発現し溶岩流は東と南に向かって流れた。8月26日に4時間ほどの軽微な噴火活動があった。前年に発生したチリ地震の影響を受けたものと考えられている。
  • 1972年小規模噴火。
  • 1996年ガスや蒸気が発生[3]
  • 2015年4月22日18時頃(現地時間)、43年ぶりに噴火[3][4]、54年ぶりに大規模噴火し[3][5][6]噴煙は約1万5000メートルに達した[4]。その7時間後にあたる翌23日1時ごろにも噴火[5][4]。半径約20km圏内にいる約5000人に避難指示が出され[5]火山灰は隣国アルゼンチン西部の町にも降った[4]。また、ジャンキウェ県とプエルトオクタイには軍が出動した[5]

ギャラリー

脚注

  1. ^ 2003mとも
  2. ^ a b c "Argentina and Chile: Central Ultra-Prominences". Peaklist.org. Retrieved 2013-07-07.
  3. ^ a b c チリの火山が2度噴火、43年ぶり 住民1500人避難 CNN 2015年04月23日
  4. ^ a b c d チリの火山 新たに大規模噴火で避難続く』(html)(プレスリリース)NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20150423/k10010058441000.html2015年4月24日閲覧 
  5. ^ a b c d カルブコ火山が約50年ぶり噴火、チリ南部で非常警報』(html)(プレスリリース)AFPhttps://www.afpbb.com/articles/-/30462032015年4月24日閲覧 
  6. ^ チリ カルブコ火山噴火 火山灰が町を覆いつくす 住民数千人が避難 | 新華ニュース 中国ビジネス情報


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