アルミブレーキローター
足まわり、とくに、ばね下の重量はロードホールディングや乗り心地に影響するため、軽量であることが常に求められる。燃費にも当然関係する。鉄の塊であるブレーキディスクを軽量なアルミ製に置き換えたいとの願いは古くからあったが、障害はアルミの融点が低いこと。フルブレーキでは800℃を超えるディスク表面の高温度や、軟質のアルミが早期に摩耗するのを防ぐため、アルミに諸種の金属材料を加え、さらに硬質のセラミックスを混合して耐熱性、耐摩耗性を向上させてきた。組み合わせるブレーキパッドがほどほどの温度でフェードするようにして、ヘビーデューティなクルマへの適用を避ければ、実用に耐える程度にまで改良されてきている。
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