ハイドロプレーニング現象
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ハイドロプレーニング現象(ハイドロプレーニングげんしょう、英: hydroplaning)、またはアクアプレーニング現象(英: aquaplaning)とは、自動車などが水の溜まった路面などを走行中に、タイヤと路面の間に水が入り込み、摩擦力が失われること。水膜現象ともいう。この状態では水が潤滑剤として作用しているため[1]、タイヤと路面の間の水の量が減るまで、加速、操舵、制動(走る・曲がる・止まる)のすべてが制御できなくなる。
- ^ 小石正隆(横浜ゴム株式会社) (2003年4月). “7/21ページ タイヤのハイドロプレーニング現象と計算力学 3.タイヤのハイドロプレーニング現象 (PDF)”. 日本機械学会計算力学部門. 2021年5月24日閲覧。
- ^ 加部和幸,「タイヤ工業におけるシミュレーション技術について」『日本複合材料学会誌』 Vol.27 (2001) No.1 p.40-48
- ^ 老田昇司, 「FEMとFVMによる路面とタイヤの連成解析」『日本ゴム協会誌」 Vol.80 (2007) No.4 p.159-162
- ^ 吉中保, 根本信行, 幸田正裕, 「透水性アスファルト舗装の車道への適用に関する検討」『舗装工学論文集』 Vol.5 (2000) p.47-52
- ^ 竹本恒行, 「高速道路における排水性舗装の現況と課題」『土木学会論文集』 Vol.1994 (1994) No.484 p.1-9, 日本混相流学会
- ^ 中島幸雄, 「【特集】移動・輸送と混相流(2) タイヤのハイドロプレーニングについて」『混相流』 2013年 27巻 2号 p.102-109
- ^ “飛行機が「ドスンと着陸する」のはむしろ高度な技? 林先生の解説が話題に”. しらべえ (NEWSY). (2017年12月4日) 2017年12月11日閲覧。
- 1 ハイドロプレーニング現象とは
- 2 ハイドロプレーニング現象の概要
- 3 ハイドロプレーニング現象による事故
- 4 関連項目
- アクアプレーニング現象のページへのリンク