あかおにもち【ｱｶｵﾆﾓﾁ】（食用作物）
 | 登録番号 | 第14298号 |
| 登録年月日 | 2006年 7月 13日 | |
| 農林水産植物の種類 | 稲 | |
| 登録品種の名称及びその読み | あかおにもち よみ：ｱｶｵﾆﾓﾁ | |
| 品種登録の有効期限 | 25 年 | |
| 育成者権の消滅日 | ||
| 品種登録者の名称 | 岡山県 | |
| 品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目４番地６号 | |
| 登録品種の育成をした者の氏名 | 日原誠介、高野和夫、妹尾知憲、大久保和男 | |
| 登録品種の植物体の特性の概要 | ||
| この品種は、「総社赤米」に「サイワイモチ」を交配して育成された固定品種であり、育成地（岡山県赤磐市）における成熟期は晩生の晩、草型が穂数、玄米の粒色が赤の水稲、糯種である。草型は穂数、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長は中、穂数は多、粒着密度はやや疎、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎毛の有無と多少は中、穎色は褐条、ふ先色は赤褐、護穎の色は黄褐、芒の有無と多少はやや多、芒長はやや長、芒色は赤褐である。玄米の形及び大小は中、粒色は赤、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は中の上、光沢はやや不良、香りは無、胴割の多少は極少、食味は中の上である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は糯、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂揃日数は中、穂発芽性は易、耐倒伏性及び脱粒性は中、地上部全重はやや大、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はＰｉ－ｔａ２、穂いもち及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。「総社赤米」と比較して、草型が穂数であること、稈長及び穂長が短いこと等で、「サイワイモチ」と比較して、稈長が長いこと、玄米の粒色が赤であること等で区別性が認められる。 | ||
| 登録品種の育成の経過の概要 | ||
| この品種は、昭和62年に岡山県立農業試験場（現岡山県農業総合センター農業試験場、赤磐市）において、「総社赤米」に「サイワイモチ」を交配し、平成３年に雑種第４代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、15年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 | ||
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