アイスボウル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 23:20 UTC 版)
「ヴィンス・ロンバルディ」の記事における「アイスボウル」の解説
詳細は「1967年NFLチャンピオンシップゲーム」を参照 アメリカンフットボール史の中でもっとも有名な試合の1つ。1967年12月31日、ロンバルディのパッカーズがダラス・カウボーイズをグリーンベイに迎えた一戦で、後に「アイスボウル」(Ice Bowl)と呼ばれるようになった。試合終了まで残り16秒、3点ビハインドだったパッカーズは3rdアンドゴール、ダラス陣1ヤードの地点で最後のタイムアウトをとった。その前のハーフバックのドニー・アンダーソンによる2プレイ(44ダイブ)はいずれもゲインできなかった。 当初ショートヤードをゲインするために用意されたQBバート・スターがフルバックのチャック・マーセインにハンドオフするプレイ(31ウェッジ)をロンバルディは考えていたが、QBのバート・スターはゴール前が凍っているため足元がかなり不安定だと感じており、自身によるクォーターバックスニークを提案した。ロンバルディはこれに同意しFGによる延長戦ではなくこのプレイで決着をつけようとスターをフィールドに送り出した。センターのケン・ボウマンと右ガードのジェリー・クレイマーがダラスの左のディフェンシブタックル、ジェスロ・ピューをブロック、スターはこの試合2個目のタッチダウンを奪い、勝利した。ボールを受け取ろうとしたマーセインの手は空を切り、彼はそのまま突っ込み、結果的にスターのスニークを助けることになった。ロンバルディはなぜフィールドゴールを選択して同点を狙わなかったのかについて説明する中で、「我々は賭けに出、そして勝った」と語った。2週間後、パッカーズは第2回スーパーボウルにおいてオークランド・レイダースを下して優勝した。これがロンバルディのパッカーズヘッドコーチとしての最後の試合になった。
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