もらす

デジタル大辞泉

もら・す【漏らす／^×洩らす】

読み方：もらす

［動サ五（四）］

１ 液体などを漏れるようにする。こぼす。「水も—・さぬ備え」

２ 秘密や隠していることを知らせる。「秘密を—・す」

３ 心中の思いを口に出していう。また、感情を思わず表情や声に出す。「本音を—・す」

４ 必要な事柄をぬかす。落とす。「必要事項には—・さず記入する」

５ とり逃がす。「一匹も—・さず捕まえる」

６ （動詞の連用形に付いて）必要なことをし忘れる。「言い—・す」「聞き—・す」

[可能] もらせる

日本語活用形辞書

もらす

【文語】ラ行四段活用の動詞「もる」の未然形である「もら」に、使役の助動詞「す」が付いた形。

終止形

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守らす

読み方：もらす

ラ行四段活用の動詞「守る」の未然形である「守ら」に、使役の助動詞「す」が付いた形。

終止形

守る  » 「守る」の意味を調べる

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Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

もらす

出典:『Wiktionary』 (2021/11/26 15:08 UTC 版)

語源

古典日本語「もらす」

発音

• (東京) もら​す [mòráꜜsù] (中高型 – [2])
• IPA^(?): [mo̞ɾa̠sɨᵝ]
• (京阪) もらす (平板型)

動詞

もらす【漏らす・洩らす】

1. 液体・音・光などが漏れるようにする。
2. 思っていることを言葉に出す。
3. 秘密などを他人に知らせる。
4. 必要な事柄を抜かす。
5. 失禁する。大小便などを意に反して出す。
6. （動詞の連用形に付いて）うっかりしてするべきことをし忘れる。

発音

三拍動詞二類^(?)

• 連体形

  (平安時代)もらす

  (南北朝時代)も​らす

  (室町時代)も​らす

  (江戸時代)も​らす

動詞

もらす【漏らす・洩らす】

1. （水などを）もらす。こぼす。
2. （秘密などを）知（し）らせる。口外する。
3. 省（はぶ）く。省略する。
4. 取（と）り逃（の）がす。

もら-す 動詞活用表（日本語の活用）

サ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
もら	さ	し	す	す	せ	せ

諸言語への影響

• 現代日本語: もらす

Weblio日本語例文用例辞書

「もらす」の例文・使い方・用例・文例

• おっしこをもらす
• 彼女が絶えず不満をもらすことに彼はがっかりした。
• 彼らは１語も聞きもらすまいと傾聴した。
• 彼は秘密をもらすような人ではない。
• 彼は一言も聞きもらすまいとたいへん注意して聞いた。
• 誰にも秘密をもらすなよ。
• 情報の出所をいわないで、ある事実を知っているともらすていねいないいかたは、「小鳥が知らせてくれた」ということである。
• それは秘密です。誰にももらすことがあってはいけません。
• 彼は(私の言う)一言ももらすまいと聞き入った.
• 告げ口する; 人のうわさを広める; 秘密をもらす.
• 口を割る, 秘密をもらす.
• 一語ももらすまいと一心に聞き入る.
• 一言半句も他人にもらすな.
• 一語も聞きもらすまいと傾聴した.
• 会心の笑みをもらす
• 機密をもらす
• 信用を傷つけるような情報をもらすと脅かして、金をゆすり取ること
• (顔つきを)穏やかにして笑みをもらす
• 不随意に精液をもらす
• 大便や小便をもらす