ボビーメイ

Juggling用語事典

ボビーメイ

読み方：ぼびーめい
【英】：Bobby-May

本名Ludwig Mayer。アメリカの伝説的なジャグラーである。ヨーロッパやアメリカの劇場、サーカス、ナイトクラブで活躍。ボールやクラブ、ハットを使ったジャグリングを得意とした。1981年没。 Dubeから彼の生前の演技をまとめたビデオ、"Bobby May: A Great American Juggler"（ボビーメイ:グレートアメリカンジャグラー） が発売されている。古い映像なので若干何をやっているか分かりにくいところもあるが、そのすごさは十分に伝わる。いまIJAのステージで行われているようなジャグリングのほとんどがその当時すでに彼によって完成されていた事に驚きを感じる。 彼の得意としていた技は次のようなもの。読んだだけでも彼のすごさを伝えるのに十分であろう。 ・タバコを背中から投げて、口でキャッチ。続いてマッチに火をつけて背中から投げそれも口でキャッチし、タバコに火をつけて吸う。 ・ボールにスピンをかけてバウンスさせ、自分の所に戻ってくるようにする技。5ボールルーティーンの最後に、5ボールシャワーから全てのボールを床に落とす。バウンスしたボールを次々に帽子に集め、最後の1つは頭でバウンスさせた後、ネックキャッチ。さいごにそのボールを背中で転がして帽子で受け取る。 ・頭で逆立ちをして5ボールバウンス。 彼はジャグラーである事をアピールする事が嫌いで、ショーの最初に彼は必ずベレー帽をかぶりハーモニカをふきながら登場し観客を困惑させたという。また彼の紹介文には"Bobby May"という名前の下に小さい字で"Or He May Not"と書かれている。（"ボビーメイ…かもね"というニュアンス。名前のMayとMay Notを引っ掛けている。） 彼を慕うジャグラーは数多く、有名なディックフランコは彼の愛弟子である。 関連リンク ,JIS-HallOfFame