にがむ

デジタル大辞泉

にが・む【苦む】

読み方：にがむ

［動マ四］

１ にがにがしく思う。にがにがしい顔つきや態度になる。

「いとわびしう心地悪しうなりて、いかに仕まつらむとて—・みて」〈宇津保・楼上下〉

２ しわがよる。

「大豆をいりて…酢をかけつれば、酢むつかりとて、—・みて」〈宇治拾遺・四〉

［動マ下二］「にがめる」の文語形。

文語活用形辞書

苦む

読み方：にがむ

マ行下二段活用の動詞「苦む」の終止形。
「苦む」の口語形としては、マ行下一段活用の動詞「苦める」が対応する。

口語形

苦める » 「苦める」の意味を調べる

文語活用形辞書はプログラムで機械的に活用形や説明を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

四日市市四郷地区方言

にがむ

方言	共通語・該当漢字	語意解説または【使用例】
にがむ	つかむ	＜握にぎる＞と＜つかむ＞の合成ごうせい語ごか

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

にがむ

出典:『Wiktionary』 (2020/06/21 08:41 UTC 版)

語源

「にがし」 + 接尾辞「む」

動詞

にがむ【苦む】

1. 不愉快な顔（かお）をする。

活用

にが-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行四段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
にが	ま	み	む	む	め	め

にがむ【苦む】

1. 顔をしかめる。

活用

にが-む 動詞活用表（日本語の活用）

マ行下二段活用
語幹	未然形	連用形	終止形	連体形	已然形	命令形
にが	め	め	む	むる	むれ	めよ