しのぶれどとは? わかりやすく解説

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しのぶれど

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/25 21:37 UTC 版)

しのぶれど

しのぶれどは、バラの園芸品種の1つ。2006年に日本で、武内俊介によって作出された[1][2][3]。

四季咲き・直立性または半直立性または半横張り性のフロリバンダ系のモダンローズ[1][2][4][5]。交配種は、実生×ブルー・バユー[1][2]。日本の暖地では樹高1.0m-1.5m、株張りは80cm-100cm[1][2][3][4]。花色は、深い青色を含んだ藤色[3]。花径が8cm-14cmの大輪種である[2][3]。花型は丸弁咲きまたは丸弁カップ咲き[2][3]。カップの形状は花が散るまで保たれる[5]。花弁数は40枚程度[4]。1輪咲きから5輪程度の房咲きになる[2]。 房咲きであることが多い[1]。花付きはよい[2]。細い枝にも花が咲く[5]。また、花もちもよい[2][3]。春の花数は多く、株を覆うように咲くが、秋の花は房咲きになりにくく、数も少な目である[1][2][5]。やや遅咲き[1]。花の香りの強さは中香から強香[1][注 1]。香りの質は軽いダマスクとティー香、いわゆるブルー香[1][3][5]。樹の成長は速い[4]。ベーサル・シュートの発生は多い[4]。樹が若いうちは太いシュートが出て、枝が堅く充実する[2]。枝が伸びすぎるということはない[2]。枝にとげは少ない[1]。新苗の葉は小さく見た目が貧相だが、樹が成長するとフロリバンダらしくなってくる[1]。樹勢は強い[2][3]。耐病性は普通。うどん粉病・黒点病ともに普通[2]。月に3-4回の薬剤散布で病気の発生を抑えられる[2]。耐暑性に優れるが、耐寒性はやや劣る[2]。温暖な地域での栽培に向いている[2]。鉢植えにもよい[1]。剪定で細い枝を切ってしまうと剛直になるので、花が咲かない枝も残す方がよい[4]。肥料は標準的なバラに施すのと同じでよい[5]。藤色系のバラは枝打ちが粗い、という育種上の欠点を改良した品種である[5]。流通名は、平兼盛の和歌「しのぶれど 色にいでにけり わが恋は 物や思ふと 人のとふまで」から採られた[3][5]。

脚注

注

  1. ^ 中香と書く本もある[5]。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l 河合伸志『美しく育てやすいバラ銘花図鑑』日本文芸社、2019年3月20日、140頁。ISBN 978-4-537-21667-7。 
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大図鑑』NHK出版、2014年11月25日、76頁。 ISBN 978-4-14-645792-8。 
  3. ^ a b c d e f g h i 講談社 編『決定版 ブランド別人気のバラ図鑑』講談社、2015年3月5日、43頁。 ISBN 978-4-06-219382-5。 
  4. ^ a b c d e f NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 美しく病気に強いバラ』NHK出版、2009年12月25日、78頁。 ISBN 978-4-14-645786-7。 
  5. ^ a b c d e f g h i 『New Roses』第34巻、産経メディックス、2023年10月、42頁、 ISBN 978-4-88238-059-7。 



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