広告とは? わかりやすく解説

広告

読み方:こうこく

広告とは、「世間広く知らせること」であり、とりわけ商品サービスなどに関する情報世間多くの人に知らせ興味を抱かせ・購入その他の行動促す、そのために行われる情報伝達もしくは情報伝達媒体伝達内容のことである。

【広告の語源・由来
「広告」という言葉advertisement訳語であり、西欧語の訳語として考案され和製漢語である。字義は「広く告げる」の意と解釈し得る。中国などでも「広告」の語が日本から伝わりadvertisement訳語として(日本語と同じ意味で)用いられている。ただし漢字表記日本語の「広告」とは異なり繁体字では「廣告」、簡体字では「广告」である。

【広告の用法
多く場合「広告」は名詞として扱われる動詞として「広告する」という表現がないわけではないが、advertising の意味用い場合もっぱら「広告を出す」あるいは「広告を打つ」といった言い回し用いられる

【広告の種類
広告は、広告媒体や広告の発信方法などによって細分化され、その呼び名も単に「広告」と呼ぶよりは「マス広告」「SP広告」「ネット広告」のように呼分けられることが多い。

【広告の類語
広告と似た語として「宣伝「コマーシャル」などが挙げられるが、「宣伝」は商品サービス多くの人に知らしめるための活動そのものを指す意味合い色濃い。広告は何らかのメディア(媒体)通じて非人的に伝達される情報という前提がある。言い換えれば何らかの媒体通じて非人的に行われる宣伝活動が広告である。「コマーシャル」テレビラジオ通じて番組合間放送される宣伝(広告)を特に指す語である。

【広告の関連語
広告塔」はもともは広告(看板)を高い位置掲げるために設置された高い建造物のことであり、転じて企業・団体の顔として広告宣伝役割担っている人物を指す。

広告媒体」とは広告を伝達する手段媒体)のことであり、広告を配信する方法、または広告を掲載するメディアのことである。

こう‐こく〔クワウ‐〕【広告】


広告 advertising, advertisement

アメリカマーケティング協会AMA)の定義によれば、広告とは「メッセージの中で識別可能な営利企業営利組織または個人が、特定のオーディエンスに対して製品サービス団体またはアイデアについて、伝達または説得をするために、さまざまな媒体通して行う、有料の非個人的コミュニケーション」である。広告の必要条件として、広告主明示されていること、ターゲット認識されていること、メディア有料広告主管理可能なこと、などが挙げられる。広告という言葉には、広告物届け広告活動と、広告活動成果としての広告物広告表現両方の意味がある。

広告

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 01:08 UTC 版)

広告(こうこく、: advertising)は、不特定多数の人々を対象に、商品、サービス、アイデアなどの存在、特徴、有意性を知らせ、対象の行動を変更させることを目的として、広告主が料金を支払って行うコミュニケーションである[2]。広告は広告媒体を通じて行われる。


  1. ^ Hong Liu, Chinese Business: Landscapes and Strategies (2013), p. 15.
  2. ^ 第2版,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア,ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,マーケティング用語集,精選版 日本国語大辞典,デジタル大辞泉,ブランド用語集,世界大百科事典. “広告とは”. コトバンク. 2022年6月3日閲覧。
  3. ^ a b 小林太三郎著「現代広告入門」第2版、ダイヤモンド社、昭和58年、10-12ページ
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  5. ^ 水野, 由多加「[研究ノート 近現代文芸の中の広告(1) : 明治期以降の文学作品中の言説渉猟]」『関西大学社会学部紀要』第46巻第1号、2014年10月31日、27–55頁。 
  6. ^ 水野, 由多加「[研究ノート 近現代文芸の中の広告(2) : 明治期以降の文学作品中の言説渉猟]」『関西大学社会学部紀要』第47巻第1号、2015年10月31日、53–83頁。 
  7. ^ 水野, 由多加「[研究ノート 近現代文芸の中の広告(3) : 明治期以降の文学作品中の言説渉猟]」『関西大学社会学部紀要』第48巻第1号、2016年11月15日、113–138頁。 
  8. ^ 清水公一 (2018). 『広告の理論と戦略』第18版、第2刷. 創成社、39ページ 
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  11. ^ 『大藏省令第149号廣告税法施行規則ニ依リ結社指定』、官報。1942年。
  12. ^ 東洋経済オンライン 広告市場は09年度も大幅減少に! メディアは火だるま(1)
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  14. ^ 清水公一、木村有宏、新川三郎(2014)「屋外広告指標推定システムの構築」『日経広告研究所報』276号、日経広告研究所、38-45ページ。
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  16. ^ a b 電通広告事典プロジェクトチーム「電通広告事典」2008 電通
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  18. ^ 水野由多加「ネーミングは広告である : ネーミングライツの意義と公共性」『都市問題』第114巻第1号、2023年1月1日、54–63頁、doi:10.32286/00027809 
  19. ^ [1]
  20. ^ 水野由多加「〈論文〉商業現象に見出される「広告とは言及されない広告」―現象理解のタテ糸あるいは補助線としての広告研究―」『商経学叢 = Shokei-gakuso: Journal of Business Studies』第64巻第2号、2017年12月31日、45–85頁。 
  21. ^ 産経新聞の例産経新聞媒体資料インターネット版より



広告

出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 11:31 UTC 版)

名詞

 こうこく

  1. 世間広く知らせること。
  2. 商用、または公共意識喚起などのために広く宣伝すること。また、そのために用い文書看板映像など。

発音(?)

こ↗ーこく

意味が似通った同音異義語

関連語

翻訳

動詞

  1. 世間広く知らせる。

活用

サ行変格活用
広告-する

翻訳


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