重畳

デジタル大辞泉

ちょう‐じょう〔‐デフ〕【重畳】

読み方：ちょうじょう

［名］(スル)

１ 幾重にも重なること。

「峰巒—して長く飛騨、越中、越後の境に亘り」〈木下尚江・良人の自白〉

２ この上もなく満足なこと。大変喜ばしいこと。感動詞的にも用いる。頂上。

「あすの喜び、お家の為にも—じゃ」〈逍遥・桐一葉〉

［ト・タル］［文］［形動タリ］幾重にも重なっているさま。「見渡すかぎり—たる山並み」

難読語辞典

重畳

読み方：チョウジョウ（ｃｈｏｕｊｏｕ）

幾重にもかさなっていること

歴史民俗用語辞典

重畳

読み方：チョウジョウ（ｃｈｏｕｊｏｕ）

重なり合っていること。また、満足であること。

ウィキペディア

重畳

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重畳（ちょうじょう）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

重畳

出典:『Wiktionary』 (2018/04/06 08:10 UTC 版)

名詞

重 畳（ちょうじょう）

1. 上へ上へと幾つにも重なること。
   • 池には蓮の葉が青々と重畳して、点々として白い花が咲き匂っている。（豊島与志雄『父の形見』）
2. この上なく満足なこと。非常に喜ばしいこと。
   • 何と、皆のもの、迷惑ながらこの所望を叶えてくれる訳には行くまいか。/「何、叶えてくれる？　それは重畳、では早速一同の話を順々にこれで聞くと致そう。（芥川龍之介『竜』）

翻訳

• 英語:multi-layered

関連語

• 類義語:重層

動詞

活用

サ行変格活用

重畳-する

翻訳

• 中国語:重叠/重疊(chóngdié)

Weblio日本語例文用例辞書

「 重畳」の例文・使い方・用例・文例

• 山岳重畳たり
• 山岳重畳す
• 無事にすんで重畳
• それは重畳
• 重畳波形のによる任意の点の変異は、その地点における個々の波動の変異の合計と等しい