製版とは? わかりやすく解説

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せい‐はん【製版】

読み方:せいはん

[名](スル)印刷で、原版をつくること。また、原版から印刷版面をつくること。凸版凹版オフセット石版などすべての場合にいう。


せいはん 【製版、plate making】

印刷は「版」にインキをつけ、これを紙などに転写する方法をとる。この「版」を作る工程作業のこと。
せいはん 版下写真・イラスト・ロゴなどを撮影し、これを色毎に分解カラー場合は、墨BC・紅M・黄Y4色分解される)、更に、それを色毎にまとめてフィルム作成する工程作業
せいはん 上は色毎のフィルムになった状態。
原稿
花の紫はCと紅M再現し
の緑はCと黄Y再現することから、
その部分黒くなり、インク濃くなる

製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 03:09 UTC 版)

製版(せいはん,en:State (printmaking))とは、印刷の工程の中で、版下(はんした)などを撮影してフィルムを作り、それを修正して、下版に備えることを言う。




「製版」の続きの解説一覧

製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 02:36 UTC 版)

リトグラフ」の記事における「製版」の解説

アラビアガムの層を通して灯油テレピン油描画マジックボールペン使った場合シンナー)を使って描画材を落とす。(描画した部分の版がむき出しになる。)このとき、アラビアガムを溶かしてしまうと汚れ原因になるので、水分厳禁描画材がおちたらエゲンラッカー(Hanns Eggen GmbHラッカー)、チンクタール(新日本造形(株)商品アスファルト脂肪蜜蝋テレピン油などの混合液。;Liquid Asphalt)を描画した部分薄くのばす。描画した部分にはエゲンラッカーとチンクタールの層ができ、描画ていない部分アラビアガム保護されるをかけてアラビアガムを落とす。アラビアガム上のエゲンラッカー、チンクタールも一緒に落ちる。 版面を乾かさないよう、スポンジなどで版面を常に湿らしながら製版インクを製版用皮ローラーで盛る。はじめはすばやくローラーを転がすことで、落ちきらなかったチンクタールなどの汚れ取り除き次にゆっくり転がして製版インクを盛る。 版を乾かしタルクラズンアラビアガムをぬり、2分ほど放置したもう一度アラビアガムをぬり直してガーゼなどで拭き取り1時間ほど放置する拭き筋注意)。この場合放置時間についても、描画のときと同じく長いほど安定した版ができる。

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製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 09:36 UTC 版)

プリントゴッコ」の記事における「製版」の解説

版と版の保持材を兼ねたマスターは、熱で溶解するフィルムスクリーン圧着一体化したもので、透明フィルムカバーされ厚紙フレーム固定されていた。理想科学工業供給する専用品のみが使用できた。 「プリンター」と称する本体印刷器と製版器を兼ね跳ね上げ式の側にマスターとフラッシュランプを装着した「ランプハウス」を、印刷台側に墨などのカーボンを含む筆記具で紙に筆記した版下用紙置いた上で下ろし、さらに押下マスター版下用紙圧着させることで、枠内金属片接触して電流がランプハウスに流れてフラッシュランプが発光版下の黒い筆記部分がこの熱を吸収してマスターフィルム溶解させ、インク通過する微細な穴を構成する。 フラッシュランプは松下電器産業製と東芝(のち東芝ライテック)製で、末期松下電器製のみとなった電源単3乾電池2個を使用しプリンター内部電池ボックス備えていた。

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製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 13:46 UTC 版)

謄写版」の記事における「製版」の解説

製版は、パラフィン樹脂ワセリン等の混合物塗り乾かした薄葉紙、あるいは可塑性ニトロセルロースワックス浸潤させた不織紙などで作られた「ロウ紙(ロウ原紙)」と呼ばれる原紙stencil)を、専用金属製あるいはプラスチック製ヤスリ盤(鑢盤、textured backing plateの上載せ先の尖った棒やヘラ状の金属を木の軸に固定した鉄筆stylus)で強く押し付けて行われる鉄筆ヤスリ押しつけられた原紙ワックスは、ヤスリ目の形に削られインク透過する微細な穴を構成するヤスリ盤上原紙鉄筆走らせる際の擬音から、日本では謄写版を「ガリ版」と俗称した。製版作業は「原紙を切る」(cutting a stencil)あるいは「ガリを切る」などと呼ばれたタイプライター直接原紙打刻することで、活字による鮮明な版を作る手法タイプ印刷)も一般的に行われた放電式製版機(謄写ファックスにおいてはヤスリ目の代わりに放電により同様の微細な穴を形成させる。資器材流通滞るようになった謄写版最末期には、謄写ファックスより画質落ちるものの、コンピューター用のドットインパクトプリンター使用しタイプライター原紙打刻製版する代用手法一部行われた

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製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 03:03 UTC 版)

同人誌印刷所」の記事における「製版」の解説

同人誌印刷所入稿された原稿は、面付4面付か8面付。大台印刷場合16面付32面付)され、製版される。これまで広く使われていたダイレクト製版変わり、ほとんどの印刷所紙原稿スキャナー読み取りCTP製版で印刷版出力する印刷所主流である。ダイレクト製版では、印刷版は紙をベースしたもので、版の色からシルバー版と呼ばれているものを使用する。主に大部印刷場合は、CTPでアルミプレート(PS版)を製版する事が多い。 カラー原稿場合原稿スキャナー読み取ってCTP出力し印刷版レーザー焼き付ける行程である。印刷には正確な位置合わせ必要なため、印刷版アルミニウム支持体にしたPS版使用されるデジタル原稿場合白黒原稿でもカラー原稿でも、原稿データから直接印刷版出力できるCTPシステムで製版される。 かつて同人誌印刷広く使われていたダイレクト製版は、デジタル化浸透によりほとんど廃れていっている。また、原稿デジタル化進んだため、コスト削減のために紙原稿の製版設備備えない印刷所2017年現在では少なくなく、紙原稿入稿する時は追加で製版料金請求したり、紙原稿入稿そもそも受け付けない印刷所現れている。

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製版

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 14:01 UTC 版)

ジュール・フェラ」の記事における「製版」の解説

西洋同時代多く画家同じく彼のドローイング専門職人によって木口木版彫られ出版された。以下に彫版師・製版師の一部を示す。なお、彼が自分自身で彫版を行なった作品もある。 Allouis Joseph Ansseau (1833-?) Charles Barbant (1824-1921) Amédée Daudenarde (1839-1907) Georges Dufrénoy (18701943) François-Pierre-Jean-Désiré Dumont (1831-?) Louis Paul Pierre Dumont (1822-1885) Hippolyte Dutheil (1842-1917) Michel-Charles Fichot (1817-1903) Henri Théophile Hildibrand (1824-1897) Armand-Joseph Lallemand (1816-1871) Henry Duff Linton (1815-1899) Fortuné Louis Méaulle (1844-1916) Frederick William Moller Ernest Monnin Narcisse Navellier François Pannemaker (1822-1900) Désiré Quesnel (1843-1915) E.Roevens Alfred Louis Sargent (1828-?) Émile Thomas (1841-1907)

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製版

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 01:26 UTC 版)

名詞

せいはん

  1. 原版印刷版製作すること。

発音(?)

せ↗ーはん

関連語

翻訳

動詞

活用

サ行変格活用
製版-する

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