紀要とは? わかりやすく解説

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き‐よう〔‐エウ〕【紀要】


紀要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 10:02 UTC 版)

紀要(きよう、: bulletin, memoirs)は、大学短期大学を含む)などの教育機関や各種の研究所博物館などが定期的に発行する学術雑誌のことである。


注釈

  1. ^ 例えば防衛研究所『防衛研究所紀要』大阪市史編纂所『大阪の歴史』などがある。
  2. ^ 筑波大学附属高等学校『筑波大学附属高等学校研究紀要』はCiNiiの採録対象誌となっている。
  3. ^ 例えば『福岡歯科大学学会雑誌』の発行元は、福岡歯科大学そのものではなく、福岡歯科大学学会である。
  4. ^ 例えば谷岡一郎は次のように述べている。
    ただし同じ一本の論文でも、大学内の論文集(「紀要」)に載るよりも、その分野をリードする学会の論文集(「学会誌」)に載る方が、一般的には評価が高い。もっとも筆者のように、その年の、一番自信のある論文は学内の紀要に投稿する学者もいるので、必ずしも学会誌の論文の方が質が高いとは言いきれないが、少なくとも学会誌の場合は「査読」と呼ばれる会員相互のチェック機能が働くケースが多く...ある。ちなみに現在では、学内の紀要にも査読システムを採用している大学が多くなってきている。 — 谷岡一郎 (2000), p. 100
  5. ^ 神奈川大学が有料で販売している定期刊行物『神奈川大学評論』は「“アカデミック・ジャーナリズム”をコンセプトとする雑誌」と位置づけられており、紀要とは性格が異なる。
  6. ^ 大学院をもちながら、投稿資格を教員に限定している例としては、『鹿児島大学教育学部研究紀要』関西大学『外国語学部紀要』『信州大学経済学論集』、などがある。
  7. ^ 投稿資格を大学院生に限定している例としては、『佛教大学大学院紀要』などがあり、近年では、法政大学大学院工学研究科紀要のように、冊子ではなくCD-ROMで公刊されるものもある。なお名称に「大学院紀要」とあっても、大学院所属教員がおもに執筆するものもあり、東京大学大学院情報学環紀要東洋英和女学院大学などの例がある。

出典

  1. ^ 磯野直秀 (1992), p. 1.
  2. ^ 竹内比呂也 (2012), p. 73.
  3. ^ a b c d e f g h 髙橋愛典「〈論文〉私,紀要の味方です―学術コミュニケーションの促進に向けて―」『商経学叢』第68巻第3号、近畿大学、2016年11月、131-153頁。 
  4. ^ 吉岡翼 (2018), pp. 55–61.
  5. ^ サンキュータツオ (2017), pp. 22–23.
  6. ^ 一橋論叢第133巻総目次”. 日本評論社(発売). hdl:10086/15368. 2011年2月12日閲覧。
  7. ^ 一橋商学論叢”. 白桃書房. 2011年2月12日閲覧。
  8. ^ 佐藤翔 et al. (2012), p. 76.


「紀要」の続きの解説一覧

紀要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/28 01:46 UTC 版)

帝国学士院」の記事における「紀要」の解説

紀要や、学術書研究書などの刊行行い知識普及啓蒙努めていた。帝国学士院としての紀要は、1912年からProceedings of the Imperial Academyとして刊行された。それから30年経過したのち、その日本語版である『帝国学士院紀事』の刊行始まった。なお、『帝国学士院紀事』は、のちに『帝国学士院紀要』に改題されている。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:31 UTC 版)

羽衣国際大学」の記事における「紀要」の解説

羽衣国際大学人間生活学部研究紀要羽衣国際大学人間生活学部研究紀要編集委員会、2006年ISSN 1880-8328。NCID AA12128594。 『羽衣国際大学現代社会学部研究紀要羽衣国際大学現代社会学会、2012年ISSN 2186-5493、NCID AA1256495X。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 02:28 UTC 版)

木村久一」の記事における「紀要」の解説

山形県生まれ1913年東京帝国大学文科大学哲学科卒業し麻布中学校青山女学院、早稲田大学などの教壇立った早教育の提唱者であり、『早教育天才』(木村久一 1917)の著がある。島中雄三を介して下中弥三郎知り1931年請われ平凡社入り、『世界大百科事典』の編集長就いた一説に、英単語encyclopedia を「百科事典」と訳したのは木村である。同百科事典28巻を完結させた。

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 07:11 UTC 版)

京都大学人文科学研究所」の記事における「紀要」の解説

また、研究所の紀要(研究所報)としては、設立当初より、日本部・西洋部の『人文学報』と、東方部の『東方学京都』の2本立て体制による発刊続けられている。東方部の誌名異なる点については、東方文化学院#事業参照のこと。

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紀要

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 11:34 UTC 版)

名詞

きよう

  1. 大学研究所定期的に発行する研究論文集。

発音(?)

き↗よー

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