くう‐ばく【空爆】
【空爆】(くうばく)
air strike(攻撃を受ける側からは"air laid")
空からの地上に対する攻撃の総称。
類似の言葉に「爆撃」「空襲」「空撃」があり、公式文書等では「爆撃」が使用されることが多い。
攻撃を行った機体の種類(爆撃機・攻撃機・戦闘機(マルチロールファイター)・攻撃ヘリコプターなど)・使用兵装(爆弾・機関銃・空対地ミサイルなど)・任務の種類(近接航空支援・戦略爆撃・攻勢対航空作戦など)は問わない。
1991年の湾岸戦争以降、それまでの「爆撃」という表現に代わって、特にマスメディアで多用されるようになった。
「空爆」という表現が多用されるようになる前と、その後での空対地戦闘では多少の相違がある。
それは、従来のように多数の爆撃機を動員して行う大規模な絨毯爆撃が減り、これに代わって精密誘導兵器が登場したこと、巡航ミサイルによって、敵の対空火器が届かない遠距離から精密攻撃する作戦が増えたことなどであり、これらが「空爆」という表現につながった可能性がある。
空襲
( 空爆 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 01:45 UTC 版)
空襲(くうしゅう、英: Airstrike / Air-raid)または空爆(くうばく)は、空中から目標に対して爆弾の投下や機銃掃射などを行うことである。
注釈
出典
- ^ Jeschonnek, 1993. p.26
- ^ 三浦俊彦『戦争論理学 あの原爆投下を考える62問』二見書房21頁
- ^ “Tape Shows Apache Pilots Firing on Iraqis”. ABC 2013年10月24日閲覧。
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで57頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書2頁
- ^ a b 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書3頁
- ^ 下川耿史 家庭総合研究会 編『明治・大正家庭史年表:1868-1925』河出書房新社、2000年、397頁。ISBN 4-309-22361-3。
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで59-60頁
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで58頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書5頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書6頁
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで57-59頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書12頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書13頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書13-14頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書14頁
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで233頁
- ^ 戦史叢書52陸軍航空の軍備と運用(1)昭和十三年初期まで373頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書88-89頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書89頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史―終わらない大量虐殺』岩波新書108頁
- ^ 荒井信一『空爆の歴史』岩波新書129頁
- ^ NHKスペシャル取材班『ドキュメント 東京大空襲: 発掘された583枚の未公開写真を追う』新潮社140-142頁
- ^ ゴードン・トマス, マックス・モーガン・ウイッツ 『エノラ・ゲイ―ドキュメント・原爆投下』 TBSブリタニカ298頁
空爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/15 04:52 UTC 版)
当初は偵察任務が主だった航空機も、膠着する塹壕戦への突破策として乗員による塹壕への爆発物の投下が試みられるようになり、さらに大量の爆弾を装備・投下できる爆撃機の開発へと繋がっていった。
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空爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/14 08:13 UTC 版)
1996年4月18日、イスラエル軍による対ヒズボラ軍事行動である “怒りの葡萄作戦” の戦渦で、村にいた国連レバノン暫定駐留軍(UNIFIL)フィジー部隊がイスラエル砲兵隊の爆撃を受け市民106人が死亡、116人負傷、4人のUNIFIL兵士が重傷を負った。 2006年7月30日、カナ空爆。イスラエルはイスラエル・レバノン紛争にて150発以上のミサイルがカナからイスラエルの町へと発射されたと宣言し2回の空爆を実施。居住ビルの倒壊により多数の負傷者が出た。当初、犠牲者は子供37人を含む56人とされたが、28人に訂正された。
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空爆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 10:10 UTC 版)
「レバノン侵攻 (2006年)」の記事における「空爆」の解説
空爆の対象は、ヒズボラ支配地である南部の幹線道路、発電所に始まり、継続的にレバノン全土へ拡大し、数日の内にラフィク・ハリリ国際空港も破壊(イスラエルはヒズボラへの支援物資が経由する為とした)、ベイルート港は海上封鎖(理由同)、テレビ局、携帯電話の基地局も攻撃され、レバノンの国家機能は麻痺状態に陥った。また、ヒズボラの拠点とされるベイルート南郊、北部のシリアとの国境地帯、東部のベッカー高原、南部のスール、サイダなどが攻撃を受けた。 レバノン南部の火力発電所への爆撃で石油貯蔵タンクが破壊され、約1万5千トンと推定される重油が流出し、環境破壊が生じた(en:Jiyeh Power Station oil spill参照)。 対してヒズボラは、南部から執拗にロケット攻撃を行い、イスラエル北部の都市ハイファに着弾、被災して死傷者が出た。
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「 空爆」の例文・使い方・用例・文例
- 空爆
- 空爆への対策はなんらなされてこなかった。
- 空爆でアルカイダを滅ぼすことはできない。
- NATOはそのときにボスニアのセルビア人の基地などを空爆した。
- ソ連は最後の手段としてしかその国を空爆しないだろう。
- アメリカは最後の手段としてしかその国を空爆しないだろう。
- 低空爆撃.
- ワシントンはイラクへの空爆を決行した.
- 多国籍軍は敵の標的への空爆を断行した.
- 集中的な空爆を行う迅速で激しい軍事攻撃
- 空爆に対して表面の位置から防御のために設計される
- 合衆国のアフガンへの空爆後に暴動がパキスタンを燃え上がらせた
- スマート爆弾は、空爆に革命を起こした
- 米国主導の対イラク戦争は,日本時間の3月20日午前11時30分すぎに空爆で始まった。
- 米軍は空爆を計画するが,数人の民間人がまだエイリアンの占領区域内の建物にいる。
- 海兵隊員の部隊が,空爆開始前にそれらの民間人を救出するために送り込まれる。
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