民権とは? わかりやすく解説

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みん‐けん【民権】

読み方:みんけん

人民の権利人民政治に参加する権利。「自由—運動

王室虚威減少して—を興起し」〈福沢文明論之概略


公民権

( 民権 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/26 01:09 UTC 版)

公民権(こうみんけん、英語: civil rights)とは、政治における参政権の一種である。公職に関する選挙権被選挙権を通じて民意を反映する地位資格公務員として任用される権利(公務就任権)などの総称で、市民権とほぼ同じ意味である。


注釈

  1. ^ その後の裁判例では公職就任による普通解雇を認めるケースが続く。森下製薬事件(大津地判昭和58年7月18日)では、町議会議員への就任が業務遂行に支障をきたすとしてなされた休職・配転を有効とし、社会保険新報社事件(東京高判昭和58年4月26日)では、公職が労務提供義務と両立しがたい場合には解雇が許されると示し、パソナ事件(東京地判平成25年10月11日)では、区議会議員として活動する従業員を勤務実績及び今後の勤務見込み等から正社員としての勤務が困難と判断して行った解雇を認めている。
  2. ^ 東京地判平成23年7月15日では、公民権行使等に要した時間に対応する賃金を支給しないことにした就業規則変更の合理性を否定し、労働委員会への証人出頭を理由とする賃金・賞与のカットを無効とした。
  3. ^ 選挙権は5年のみ
  4. ^ 1992年12月16日から1999年9月1日までは刑期終了から5年選挙権&5年被選挙権停止・1999年9月2日からは刑期満了から5年選挙権&10年被選挙権停止
  5. ^ 1992年12月16日から

出典

  1. ^ 世界の厚生労働 2010”. 厚生労働省. 2019年12月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 選挙人名簿の抄本等の閲覧に係る報告義務違反・選挙事務所、休憩所等の制限違反・選挙事務所の設置届出及び表示違反・選挙気勢を張る行為の禁止違反・自動車、船舶及び拡声機の使用表示違反・ポスター掲示違反・文書図画の撤去処分拒否・街頭演説の標旗提示拒否・夜間街頭演説禁止違反・選挙運動のための通常葉書等の返還拒否及び譲渡禁止違反・選挙期日後のあいさつ行為の制限違反・推薦団体の選挙運動の規制違反・政党その他の政治活動を行う団体の政治活動の規制の違反・選挙人等の偽証罪を除く。
  3. ^ a b c d e f g 政治資金監査報告書の虚偽記載・政治資金監査の業務等で知りえた秘密保持義務違反を除く。
  4. ^ a b 1995年1月1日から
  5. ^ 公職選挙法第99条・国会法第109条・地方自治法第127条・地方自治法第143条
  6. ^ 公職選挙法第11条・第252条、政治資金規正法第28条、電磁記録投票法第17条
  7. ^ 公職選挙法第137条の3・第239条、政治資金規正法第28条
  8. ^ 地方自治法第164条
  9. ^ 地方自治法第164条及び第252条の20の2
  10. ^ 地方自治法第164条及び第201条
  11. ^ 漁業法第87条第1項及び第2項
  12. ^ 大規模な公有水面の埋立てに伴う村の設置に係る地方自治法等の特例に関する法律第4条第1項及び第6項
  13. ^ 公職選挙法第5条の2第2項及び第4項
  14. ^ 警察法第39条第1項及び第41条第1項
  15. ^ 地方教育行政法第4条第1項及び第9条
  16. ^ 地方自治法第184条
  17. ^ 公職選挙法第37条第6項
  18. ^ a b 国民投票における投票管理者や開票管理者は公民権停止の失職における対象外である。
  19. ^ 公職選挙法第61条第6項
  20. ^ a b 公職選挙法第75条
  21. ^ a b 最高裁判所裁判官国民審査法第50条
  22. ^ 裁判員法第43条
  23. ^ 地方自治法第152条及び第252条の17の8
  24. ^ 水防法第3条の4第1項
  25. ^ 公職選挙法第99条・国会法第109条・地方自治法第127条・地方自治法第143条で公職の被選挙権を失った者は公職を退職することが規定されているが、当初の法規定では被選挙権を有しない者は有罪確定者は選挙違反を除いて実刑確定者のみで執行猶予付きの有罪確定者は対象外であったため、裁判所で選挙違反以外の有罪確定しても執行猶予付きであれば失職されることはなかった。
  26. ^ 政党助成法では交付対象の政党について政党の党員に最低1人は国会議員がいることが必要条件であり公民権が有する者の存在が前提となっているが、政党助成法及び政党法人格付与法における「代表者」(又は「代表権を有する者」)の資格を制限する規定がないため。
  27. ^ a b “選挙違反なんのその 公民権停止中の聖成派の元公務員 総理府技官に復職 厚生省”法的には問題ない””. 朝日新聞. (1966年2月17日) 
  28. ^ “上級公務員の任命は厳正に 官房長官通達”. 朝日新聞. (1966年2月17日) 
  29. ^ “鹿町町公示収賄事件 前町課長に有罪判決 地裁=長崎”. 読売新聞. (2001年11月10日) 
  30. ^ “元検務監理官ら6人を地検処分 公民権停止ミス問題 鹿町町/長崎”. 朝日新聞. (2003年4月1日) 
  31. ^ “農地転売の農業委員汚職で判決/岐阜地裁”. 読売新聞. (1996年3月6日) 
  32. ^ “公民権、誤って停止 地検が法解釈ミス 収賄で有罪、岐阜の男性”. 朝日新聞. (2004年2月19日) 
  33. ^ “瑞穂郵便局の汚職事件 収賄の元郵便局課長に有罪判決/名古屋地裁”. 読売新聞. (1997年9月26日) 
  34. ^ “事務官が公選法を誤解 元郵便局員を公民権停止/名古屋地検”. 読売新聞. (2004年5月13日) 
  35. ^ “元副所長と業者に有罪 建設省坂田工事事務所贈収賄 地裁判決/山形”. 朝日新聞. (1997年7月8日) 
  36. ^ “誤って公民権を停止 有罪の元公務員に山形地検鶴岡支部”. 朝日新聞. (2004年11月11日) 
  37. ^ “元市工務係長と社長に有罪判決 府中市の下水道汚職”. 中国新聞. (2000年6月14日) 
  38. ^ “誤って公民権 元府中市職員投票できず 広島地検、3人処分”. 中国新聞. (2004年11月23日) 


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民権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 09:21 UTC 版)

三民主義」の記事における「民権」の解説

民権主義主権在民五権憲法による民主主義達成した共和国設立意味する。五とは、「司法」「立法」「行政」の三権に、官吏採用システムたる「考試」と官吏監察システムたる「監察」の二加えたのである民権主義意義とはこのような政府権限人民選挙権罷免権、創制、複決4つの民権で人民政治適切に管理することにある。

※この「民権」の解説は、「三民主義」の解説の一部です。
「民権」を含む「三民主義」の記事については、「三民主義」の概要を参照ください。

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