通常より早い時期に出産することで、妊娠37週未満で出産することをいいます。ただし、この期間内の出産であっても胎内で死亡していた場合には死産と呼びます。
早産で生まれた赤ちゃんのことをかつては「未熟児」と呼んでいましたが、未熟児という用語は低出生体重児(出生体重が2,500g未満)の意味でも使われていました。しかし医療上の対応は早産児と低出生体重児で異なるため、現在では未熟児という用語は正式には使われなくなっています。
早産の原因としては喫煙のほか、妊娠中の異常や病気、母体の年齢や過去の早産・流産の経験などの要因がありますが、ストレスも関係していると考えられています。
早産
早産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 00:45 UTC 版)
早産(そうざん、英語: premature birth)とは、在胎週数22週0日 - 36週6日で出産することをいう。在胎22週以降の分娩であって、児が胎内で死亡していた場合には死産と呼ぶ。在胎22週未満の娩出の際は、適切な医療処置を受けても生命の維持が困難であるため、流産と呼ぶ。
- ^ “絨毛膜羊膜炎とは?原因や症状は?-おむつのムーニー 公式 ユニ・チャーム” (日本語). jp.moony.com. 2022年1月10日閲覧。
- ^ 日本産科婦人科学会. “早産・切迫早産”. 2022年7月5日閲覧。
- 1 早産とは
- 2 早産の概要
早産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 09:36 UTC 版)
早産も参照のこと。妊娠22週 - 37週未満の分娩を早産という。出産の約5%で認められているが34週未満では胎児の予後が不良であることが多い。34週以降では比較的良好であるといわれている。前置胎盤、妊娠高血圧症候群、常位胎盤早期剥離などによって母児救命のために行う人工早産と切迫早産や前期破水による自然早産が知られている。自然早産の原因はほとんどが羊膜絨毛膜炎である。妊娠22週 - 37週未満で規則的な子宮収縮、少量の性器出血、水様帯下などを自覚した場合は切迫早産である可能性がある。破水が起こっているかどうかによって対応は大きく異なるが、基本的には入院管理としできるだけ妊娠期間を延長させ、児の発育、成熟を図るようにする。破水をしていて、子宮内感染または胎児ジストレスがある場合は帝王切開の適応となる。未破水で胎児が安全である場合は安静を保ち、妊娠の継続を行う。そのため子宮収縮抑制薬やウリナスタチンなどを用いることがある。早産で生まれた子はいわゆる、未熟児となりやすい。
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