巧拙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 19:18 UTC 版)
対応する字は、同じ品詞であるだけでなく、同類(たとえばどちらも天文関係の名)または近い類の語であるのが、うまい対であるとされる。対になる字どうしを組みあわせると熟語になるようなものは特に優れているとされる。 同義語を対にすることは、合掌対といって避けられる。 近体詩において、同じ字を対に使うことは一般に避けられる。古体詩ではこの制約はない。 近体詩において、(律詩の頷聯と頸聯のように)2つ並んだ対句がまったく同じ構文になることは避けられる。 うまい対を使うかどうかは文章の種類によって異なる。対聯においてはうまい対を使う必要がある。いっぽう唐以降の古体詩では古風にするために対句をなるべく使わず、対句が出現する場合は、わざとうまくない(上記の規則に反する)対句を作った。
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