大公とは? わかりやすく解説

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たい‐こう【大公】

読み方:たいこう

ヨーロッパの君主一門男子をいう語。

ヨーロッパ小国の君主をいう語。その国を大公国という。「ルクセンブルク—」

[補説] 作品名別項。→大公


たいこう【大公】

読み方:たいこう

原題、(ドイツ)Erzherzogベートーベンピアノ三重奏曲第7番通称変ロ長調1811年の作。名称は、優雅堂々とした曲想であることと、ルドルフ大公献呈されたことにちなむ。大公トリオ


大公

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/10 10:22 UTC 版)

大公(たいこう)は、称号の一つ。ヨーロッパの称号のうち公爵と訳されるものよりさらに上の称号を訳すのに使われる。大公と訳される称号には、「grand duke」などいくつかある(以下、原義を示すのに便宜上原則として英語を用いる)[1]


  1. ^ 新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店2011年)1677頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂2006年)1503頁参照。
  2. ^ 大仏次郎の小説「詩人」ではロシア帝国セルゲイ・アレクサンドロヴィチ大公を「セルゲイ太公」と呼んでいる。ただし、これは上述の великий князь の訳である。


「大公」の続きの解説一覧

大公

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 13:27 UTC 版)

フランク王国」の記事における「大公」の解説

フランク地方支配において伯と並び重要な存在として大公(太公dux)がいた。「アレマン人の大公」や「バイエルン人の大公」と呼ばれるこれらの大公は、形式上フランク王国官職位であり、フランク王により任免が行われた。この地位は大公(dux)という称号が完全に一般化するまではしばしば侯(marchio)とも呼ばれた。彼らは軍指揮官として王国軍一翼を担うとともに特定地域における行政上の権限掌握していた。支配地域すべてのの上位に立つこの大公がどのような存在であるかについては長い議論が行われている。統一的な国家体制存在しなかったフランク王国の他の地位同じく、大公(dux)の性質時代的地域的な差異大きいものであった考えられている。 ラテン語史料表れる大公(dux)位を、ゲルマン古来部族の中から現れ固有の命令権者(ヘリツォーゴ、Herizogo, 独:Herzog)とするか、またはフランク王国による支配のためにメロヴィング朝の王によって任命され官職保有者として現れものとするかについては長い議論が行われている。前者見解支持する研究者によれば部族的軍隊王権基盤置いた「大公」の支配領域フランク王国によって征服されたあとも、「国家内国家」的な性格喪失しなかったとされる。しかし、現代の研究ではこのような「大公」位を各部族による自生的制度見なす見解否定的にとらえられている。これらの大公位は、たとえばアレマン人領域ではクローヴィス1世による征服のあと、旧来の王(rex)に代わって大公(dux)が任命されており、バイエルン大公もまたテウデベルト1世によるザルツブルクおよびイン川上流一帯軍事的制圧直後歴史登場するためである。 しかし、どのような起源を持つにせよ、またフランク王従属していたにせよ、バイエルンやアレマンネンの大公はその支配域内において地元部族的紐帯支えられ強大な権限保有することになった。大公は領内において国王代表し、伯権力の上に立つとともに最高位の軍指揮官であり、裁判官であり、教会の長であった。またバイエルンアギロルフィング家のようなこれを世襲する一族は、法律上貴族層からも卓越した存在として扱われ大公領分割相続することができた。この意味において大公領における大公の存在「王」そのものであり、同時代史料中にはバイエルン大公を王(rex)と呼んでいるものも存在する。大公はフランク王対す軍役貢納を果たす以外は、独自の内政・外交政策推し進めることも可能であり、これゆえにフランク王衝突繰り返した。彼らはきわめて曖昧な誓約によってかろうじてフランク王と結びついていたにすぎなかった。このためフランク王の側ではたとえばカール1世によるバイエルン大公タシロ3世英語版)の廃位のように、大公権力掣肘が常に試みられた。

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大公(The Grand Duke)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 21:46 UTC 版)

シンデレラ (1950年の映画)」の記事における「大公(The Grand Duke)」の解説

国王補佐する片眼鏡をかけた男性大盤振る舞い国王にはいつも突拍子のない提案振り回されたり、こき使われたり、八つ当たりされたり気苦労が多い。

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大公(アルハン、たいこう)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/16 15:49 UTC 版)

獣の奏者」の記事における「大公(アルハン、たいこう)」の解説

リョザ神王国国防を担う重臣闘蛇軍を率いて国と真王守護する、いわば軍事力司る権力」であり、真王とほぼ同等権限持ち国の東側統治する

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大公

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/12 08:23 UTC 版)

ダウマンタス (リトアニア大公)」の記事における「大公」の解説

大公としてのダウマンタス僅かなことしか知られていない1285年トヴェリ遠征したことが言及されているが、この時にオルシャの地を攻撃したが、モスクワトヴェリトルジョーク等の連合軍によって粉砕された。 この時、リトアニアにてトライデニス息子修道士だったリマンタスをに反ダウマンタス同盟結成された。ハールィチ・ヴォルィーニ大公レーヴ・ダヌィーロヴィチのもとで教育受けたリマンタスないし修道士のラビリシュムは軍を召集しダウマンタス殺害したダウマンタス死後権力はリマンタス自身によってブティゲイディス譲渡されたが、何人かの歴史家はブディゲイディスはダウマンタス親戚であるとの説を出している。

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