売僧

デジタル大辞泉

まい‐す【^▽売^▽僧】

読み方：まいす

《唐音》

１ 僧でありながら物品の販売などをする堕落(だらく)僧。また、僧をののしっていう語。えせぼうず。まいすぼうず。

「腹を立てずは誠の出家でござらうず。もし腹を立てたならば—でござらうによりて」〈虎寛狂・腹立てず〉

２ 人をだます者。うそつき。また、うそ。

「汝(うぬ)が様な—めは、かうして腹癒(い)ようか」〈浄・浪花鑑〉

難読語辞典

売僧

読み方：マイス（ｍａｉｓｕ）

商売をする僧

歴史民俗用語辞典

売僧

読み方：マイス（ｍａｉｓｕ）

堕落僧。

世界宗教用語大事典

まいす 【売僧】

マイスは唐宋音。仏教で商売をする僧の意で、法を売り物にする堕落僧をいう。

隠語大辞典

売僧

読み方：まいす

1. 僧侶を罵りて呼ぶ語。商売をする僧の義より来る。
2. 破戒乱行の僧侶のことをいふ。もと商売をする僧のことを「まいす」といつたから転訛したものである。〔僧侶語〕
3. 破戒乱行の僧侶のことをいふ。もと商売をする僧のことを「まいす」といつたから転訛したものである。
4. 宋音でマイスと訓む。商する僧、不徳の僧、行の悪い僧を罵つていふ語。このマイス奴が。
5. 商売気のある坊主のこと、マイ（売）は宋音で読んだもの。僧侶を罵つていうときにも用いる。
6. 破戒乱行の僧侶のことをいう。もと商売する僧のことを「まいす」といったから転訛したもの。〔僧侶〕

分類 僧侶、僧侶語

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

Weblio日本語例文用例辞書

「 売僧」の例文・使い方・用例・文例

• この売僧め