公人

デジタル大辞泉

おおやけ‐びと〔おほやけ‐〕【公人】

読み方：おおやけびと

朝廷に仕える人。官吏の類。大宮人(おおみやびと)。

「中将などをば、すくすくしき—にしなしてむ」〈源・初音〉

く‐にん【^▽公人】

読み方：くにん

１ 平安末期以後、朝廷に仕え、雑事をした下級役人。

２ 中世、幕府の政所(まんどころ)・問注所・侍所(さむらいどころ)などに属し、雑事をした下級職員。

３ 中世、大社寺に属し、雑事をした者。

４ 江戸時代、将軍家の下級使用人。

こう‐じん【公人】

読み方：こうじん

公職にある人。公務員・議員など。また、社会的な立場にある場合の個人。「—として恥ずべき行為」⇔私人。

こう‐にん【公人】

読み方：こうにん

⇒くにん（公人）

歴史民俗用語辞典

公人

読み方：クニン（ｋｕｎｉｎ）

平安末期以降の朝廷・幕府などに仕え、雑事に従う身分の低い役人。

短編小説作品名辞典

公人

作者石原慎太郎

収載図書遭難者
出版社新潮社
刊行年月1992.9

収載図書石原愼太郎の文学 10 短篇集(2)遭難者
出版社文藝春秋
刊行年月2007.10

ウィキペディア

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/05 08:06 UTC 版)

公人（こうじん）とは、公務員や議員などのように公務についている者のことである。また、公人ではないが、社会的な立場を持った人や、社会的な影響力を持った人は準公人やみなし公人と言われることがある。

ウィキペディア小見出し辞書

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/08/18 23:07 UTC 版)

「政所」の記事における「公人」の解説

政所の雑用官。「政所下部」とも

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/01 00:39 UTC 版)

「福島県出身の人物一覧」の記事における「公人」の解説

上原六郎（札幌市長、会津藩士の孫） 内堀雅雄（政治家、自治・総務官僚。福島県知事） 大久保偵次（大蔵省銀行局長、関場不二彦の養子） 小原直（司法大臣、会津藩士の養子） 亀岡偉民（衆議院議員、亀岡高夫の養子） 川田龍平（参議院議員、母は川田悦子） 河原田稼吉（内務大臣・河原田盛美の養子） 神田重雄（八戸市長、会津藩士の家系） 岸本正雄（樺太庁長官等、会津中学出身） 北村正哉（青森県知事、会津藩士の家系） 小松済治（司法省民事局長、会津藩士） 佐藤一郎（ 経済企画庁長官、大蔵次官、会津地方出身） 関屋貞三郎（宮内次官、二本松藩藩医の家系） 伊達政宗（出羽国米沢（現山形県米沢市）生まれ）初陣の伊具郡（宮城県丸森町）での相馬氏との戦いで、梁川城を伊達軍の拠点としていた。 田中清玄（戦前の日本共産党委員長、戦後は右翼活動家・会津藩士の家系） 田中直紀（防衛大臣、父は鈴木直人） 雍仁親王妃勢津子（皇族、昭和天皇の弟秩父宮雍仁親王の妃・松平容保の孫） 徳川恒孝（徳川宗家第18代当主、松平容保の曾孫） 平沢勝栄（衆議院議員、福島高校出身） 山川建（文部省局長、貴族院議員。父は山川健次郎） 湯浅倉平（内大臣、福島県士族の養子）

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/02 02:58 UTC 版)

「山形県出身の人物一覧」の記事における「公人」の解説

荒木由季子（前・山形県副知事） 金森太郎（元山形県知事） 小磯國昭（第41代内閣総理大臣、父親が新庄市出身） 鈴木憲和（東京都出身・自民党所属で山形2区選出の衆議院議員。父が南陽市出身。） 中川一郎（北海道広尾郡広尾町出身 ・自民党の政治家。母のセイが山形県出身。） 中川昭一（東京都出身・一郎の長男、自民党所属の元財務大臣。） 三島通庸（山形県初代県令） 村山道雄（元山形県知事）

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/14 08:16 UTC 版)

「特別攻撃隊」の記事における「公人」の解説

フランス文化相・アンドレ・マルローは「日本は太平洋戦争に敗れはしたが、そのかわり何ものにもかえ難いものを得た。それは世界のどんな国でも真似できない神風特別攻撃隊である。彼らには権勢欲とか名誉欲などはかけらもなかった。祖国を憂える貴い熱情があるだけだった。代償を求めない純粋な行為、そこにこそ真の偉大さがあり、逆上と紙一重のファナチズムとは根本的に異質である。人間はいつでも、偉大さへの志向を失ってはならないのだ」と語った[要出典]。またマルローは内閣閣僚として日本を訪れた際、昭和天皇との会談で、特攻隊について触れ、その精神への感動を伝えている。 ビルマ（現：ミャンマー）元大統領・バー・モウは、タイクアン・アパイウォン首相主催の晩餐会（ばんさんかい）の席上で、流暢な英語で特攻隊の崇高な精神と愛国的熱情について熱く語っているうちに涙で声が詰まり、それを聞く晩餐会出席者もまた感涙に堪えなかったという[信頼性要検証]。

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/09 09:06 UTC 版)

「香川県出身の人物一覧」の記事における「公人」の解説

増原惠吉（初代公選香川県知事）：愛媛県宇和島市出身 白石春樹（元愛媛県知事、高松高等商業学校に在籍していた。）：愛媛県出身 清元秀泰（姫路市長、香川医科大学（現：香川大学）、同大学院に在籍していた）兵庫県姫路市出身 岸田文雄（衆議院議員、第100・101代内閣総理大臣）: 東京都渋谷区出身、銀行員時代に高松市に赴任していた。

公人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/10 15:19 UTC 版)

「岩手県出身の人物一覧」の記事における「公人」の解説

小沢一郎 椎名素夫 鈴木俊一 増田寛也 - 岩手県知事、さらに父の盛が奥州市出身。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

公人

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 00:11 UTC 版)

名詞

公 人

1. （こうじん、こうにん）公務についている人。
   1. （俗用、誤用）社会的に著名な活動を行っている人。
2. （くにん、こうにん）平安末期以降、朝廷で雑事をした身分の低い役人。
3. （くにん、こうにん）鎌倉幕府や室町幕府の政所・問注所などの下級役人。
4. 「おおやけびと」参照。

対義語

• （語義1）私人

Weblio日本語例文用例辞書

「 公人」の例文・使い方・用例・文例

• 私の兄は、未婚なので、所帯を持たず、奉公人と一緒によその家で食事をしていた。
• 公人.
• 年季契約の奉公人.
• 公人は世間の義理で暇つぶしをせねばならぬ（訪問、公会などで忙しい）
• 公人は義理の暇つぶしがある
• 公人
• 年期奉公人
• はさみと奉公人は使いよう
• 蔭日なたのある奉公人だ
• 蔭日なたの無い奉公人だ
• 奉公人
• うちには奉公人がたくさんおります
• 蔭日向の無い奉公人だ
• 鋏と奉公人は使いよう
• 奉公人根性
• 仕事をするのに奉公人根性を出すものでない
• 奉公人口入所
• 表裏のある奉公人だ