識
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識(しき、巴: viññāṇa ヴィニャーナ, 梵: vijñāna ヴィジュニャーナ)とは、意識、生命力、心[1]、洞察力[2]との意味の仏教用語である。認識対象を区別して知覚する精神作用を言う。
- ^ a b See, for instance, Rhys Davids & Stede (1921-25), p. 618, entry for "Viññāṇa," retrieved on 2007-06-17 from the University of Chicago's "Digital Dictionaries of South Asia". University of Chicago
- ^ See, for instance, Apte (1957-59) Archived March 28, 2016, at the Wayback Machine., p. 1434, entry for "vijñānam," retrieved from "U. Chicago" at http://dsal.uchicago.edu/cgi-bin/philologic/getobject.pl?c.5:1:2152.apte[リンク切れ] ; and, Monier-Williams (rev. 2008) Archived March 3, 2016, at the Wayback Machine., p. 961, entry for "Vi-jñāna," retrieved from "U. Cologne" at “Archived copy”. 2016年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月22日閲覧。 .
- ^ 鈴木大拙は『禅と精神分析』(創元社、1960、p103)において、識は直観と解した方が良いよ述べている。
- ^ パーリ仏典中部六六経
- ^ パーリ仏典, 中部 満月大経, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ パーリ仏典, 相応部蘊相応 7. Khajjanīya suttaṃ, Sri Lanka Tripitaka Project
- ^ 頼富本宏他「図解雑学 般若心経」ナツメ社 2003年 P76
- ^ 頼富本宏他「図解雑学 般若心経」ナツメ社 2003年 P90
- ^ デジタル大辞泉『五識』 - コトバンク
- ^ a b c d e f 櫻部・上山 2006, p. 108.
五識
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眼識、耳識、鼻識、舌識、身識を五識(ごしき)もしくは前五識(ぜんごしき)とよび、それに対して意識を第六識とよぶ。 前五識は現在の対象に向かってしかはたらかず、過去や未来の対象にははたらかない。それに対して意識は過去・現在・未来の対象に向かってはたらく。すなわち過去を追憶し、未来を予想することができる。 前五識の対象は、眼識ならば色、耳識ならば声、に限られるが、意識の対象は(狭義の)法のみならず、すべての法(ダルマ)にわたる。なお、意識は前五識を統括するものではない。
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