乳化剤とは? わかりやすく解説

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にゅうか‐ざい〔ニユウクワ‐〕【乳化剤】

読み方:にゅうかざい

乳化容易にし、また、それを安定させる物質多く界面活性剤用いられる


乳化剤

英語 emulsifier

微細な液体粒子を、互いに溶け合わないほかの液体分散させた場合エマルション(乳濁液)になるが、再び微細な液体粒子同士集合する場合がある。これを防ぐために加えるのが乳化剤で、一般に親水基親油基をもつ界面活性剤用いられる用途としてはエマルションタイプの水溶性切削油農薬塗料などがある。

参照 乳化
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

乳化剤

【英】emulsifier emulsifying agent

界面活性剤の中で特に油と水の乳化適したものをいうスルホン酸塩,アミン塩,ソルビタン脂肪酸エステル,アルキルフェノールエチレンオキシド付加物など。水溶性切削油剤,乳化圧延油,乳化作動液などに使用する
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

乳化剤

と油は基本的に混ざらない。この2つ物質片方微粒にして他の液体分散させる事を乳化(エマルジョン)という。この状態を安定に保つ添加物が乳化剤である。代表的な乳化剤はシュガエステル(しょ糖脂肪酸エステル)、モノグリセライド(グリセリン脂肪酸エステル)、大豆レシチン、ソ ルビタンエステル(ソルビタン脂肪酸エステル)等がある。

乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/20 19:06 UTC 版)

乳化剤(にゅうかざい、: Emulsifier)は、乳化や起泡・消泡などの目的で使用される薬剤の総称。界面活性剤と同義であるが、食品用として使用される場合は界面活性剤と表記されることは稀である。本項では主に食品用途の乳化剤について扱う。食品用途以外の乳化剤については、界面活性剤を参照されたい。




「乳化剤」の続きの解説一覧

乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:09 UTC 版)

缶コーヒー」の記事における「乳化剤」の解説

乳化剤は乳成分コーヒー液の分離妨ぐ初期缶コーヒー乳成分分離することがよくあった(缶の内部付着するため「リング」と呼ばれた)ため、よく振ってから飲用なければならなかったが、乳化剤の発達により振る必要はほぼ無くなったまた、自販機による加温販売に伴い耐熱性細菌(C. thermocellum)による酸敗事故発生するようになったが、加熱殺菌による殺滅実質不可能なため『ショ糖脂肪酸エステル成分表記上は乳化剤)』の添加による抑制とられるようになった

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 02:27 UTC 版)

鶏卵」の記事における「乳化剤」の解説

卵の黄身に油と親和する性質があるため、油と乳化させるための素材として用いられる14世紀前後テンペラ画は、卵の黄身顔料混ぜて絵具としていた時期がある。

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 07:11 UTC 版)

潤滑油」の記事における「乳化剤」の解説

油を乳化し生成したエマルション安定性を保つ界面活性剤エチレンオキサイド付加物、エチレンオキサイドプロピレンオキサイドのブロックポリマー、エステルカルボン酸塩硫酸エステルスルホン酸塩、リン酸エステルアミン誘導体第4級アンモニウム塩などがある。通常添加量は3%未満である。

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 03:48 UTC 版)

浸透探傷試験」の記事における「乳化剤」の解説

乳化剤の主成分界面活性剤で、粘性浸透液との親和性考慮されている。染色浸透液蛍光浸透液とも異な色調を持つように、オレンジ色またはピンク色着色されている。乳化剤には油ベース乳化剤とベース乳化剤の2種類がある。油ベース乳化剤は後乳化浸透液直接適用できるが、ベース乳化剤は加えメーカー指定濃度薄めて使用する

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 10:58 UTC 版)

アイスクリーム」の記事における「乳化剤」の解説

乳固形分にはある程度乳化剤としての効果があるため、その量の多いアイスクリームでは特に乳化剤を添加しなくとも均一なアイスクリーム作ることができる。しかし、乳固形分少なアイスミルクラクトアイスでは不十分なため乳化剤を添加する必要がある

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 06:12 UTC 版)

エマルション」の記事における「乳化剤」の解説

乳化剤(にゅうかざいemulsifier)は、安定エマルション形成するために添加される両親媒性物質であり、一般に化学品両親媒性物質である界面活性剤用いられることが多い。食品用化粧品用、工業用といった用途合わせて様々な種類の乳化剤がある。 たとえば、マヨネーズにおいては卵黄脂質リン脂質ステロール類など)が界面活性効果表し牛乳においては乳タンパク質が働くことで安定エマルション形成している。

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乳化剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/01 08:23 UTC 版)

ダイズサポニン」の記事における「乳化剤」の解説

大豆サポニンは、食品添加物として認可されており、天然の乳化剤として利用可能である。乳化力は、サポニンAグループの方が高いが、苦味が強い欠点がある。

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