中間子とは? わかりやすく解説

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ちゅうかん‐し【中間子】

読み方:ちゅうかんし

スピン整数で、強い相互作用をもつ素粒子。π(パイ)中間子・K中間子・η(エータ)中間子など約100種が発見されている。メソン


中間子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/12 06:31 UTC 版)

中間子(ちゅうかんし、: meson)とは、クォーク反クォークが、強い相互作用を媒介するグルーオンのはたらきによって結合した複合粒子の一種である。別称としてメゾンまたはメソンが、旧称としてメソトロンメゾトロンまたは湯川粒子がある。1935年頃に湯川秀樹によって、原子核を構成する中性子陽子を結びつける「核力」を媒介する粒子として提唱された。しかし、1970年代にクォークモデルが確立すると、中間子は素粒子では無く複合粒子である事がわかった。また、核力は基本相互作用ではなく、陽子や中性子を形成する強い相互作用からの残留力として理解されるようになった。




「中間子」の続きの解説一覧

中間子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 14:54 UTC 版)

日本の発明・発見の一覧」の記事における「中間子」の解説

湯川秀樹は、1934年原子核をつなぎ合わせる核力担い手である「中間子」の存在とそのおおよそ質量予測した

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中間子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 00:42 UTC 版)

シェルター・アイランド会議」の記事における「中間子」の解説

マーシャクパイ中間子は二種類あるとする仮説提示した。二種類の中間子は、それから間もなくして発見された。

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中間子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/11 09:38 UTC 版)

クォークモデル」の記事における「中間子」の解説

「中間子」および「中間子の一覧」も参照 六つフレーバーのうちバリオン形成する三つクォーク選んだ時、これらのクォークフレーバーSU(3)の 3(三重項呼ばれる基本表現で表すことができる。また、それらの反クォーク複素共役表現 3 で表される。各クォーク対から構成される九つの状態(九重項)は、自明表現 1(一重項呼ばれる)および随伴表現 8(八重項と呼ばれる)に分解することができる。この分解は次の数式で表すことができる: 3 ⊗ 3 ¯ = 8 ⊕ 1 {\displaystyle \mathbf {3} \otimes \mathbf {\overline {3}} =\mathbf {8} \oplus \mathbf {1} } . 図1は、この分解を中間子に適用したものを示す。もしフレーバー対称性厳密なら、全ての九つの中間子は同じ質量を持つはずである。この理論は、フレーバーごとのクォーク質量違い起因する対称性の破れ考察およびさまざまな多重項(八重項と一重項など)間の混合考察などの物理的意味を持つ。ηおよびη′の間の質量のずれ (η-η' mass splitting) は、クォークモデル調整できるよりも大きい。この"η–η′問題"はインスタントンを導入することによって解かれた。 中間子はバリオン数が0のハドロンである。もしクォーク反クォーク対が軌道角運動量 L 状態にあり、スピン S を持つなら、次のことが成り立つ: |L − S| ≤ J ≤ L + S(S = 0 または 1) P = (−1)L + 1指数中の1はクォーク反クォーク対の固有パリティから生じる) C = (−1)L + S(フレーバー持たない中間子について成り立つ。フレーバーのある中間子のCは不定値である) G = (−1)I + L + S(アイソスピン I = 1 および 0 の状態について、Gパリティ呼ばれる乗法的量子数定義することができる) もしP = (−1)Jなら、S = 1となりPC= 1を導く。これらの量子数を持つ状態は自然パリティ態と呼ばれる一方それ以外量子数の値を持つ場合異種態と呼ばれる例えば、JPC = 0−−の状態)。

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