ハゼノキとは? わかりやすく解説

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はぜ‐の‐き【黄櫨/×櫨】

読み方:はぜのき

ウルシ科落葉高木関東以西暖地自生4〜6対の小葉からなる羽状複葉で、秋に紅葉する雌雄異株5、6月ごろ黄緑色小花円錐状に集まって咲く。果実楕円形白く果皮から(ろう)をとる。琉球はぜ。はぜうるし。はぜ。はじ。はじのき

黄櫨/櫨の画像
撮影広瀬雅敏

黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki), コウロ(kouro), ハジ(haji), ハジノキ(hajinoki), ハゼhaze), ハニシhanishi

うるし科の落葉喬木


読み方:ハゼノキ(hazenoki)

ウルシ科落葉喬木

別名 黄櫨


黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki)

ウルシ科落葉喬木

別名


ハゼ

ハゼ
科名 ウルシ科
別名: ハゼノキ
生薬名: モクロウ木蝋
漢字表記 -
原産 東アジア 中央アジア
用途 暖かい山野自生する落葉高木果実からを採るために栽培され取り出しミツロウ代用として坐剤軟膏基剤として用いられいました
学名: Rhus succedanea L.
   

読み方:ハゼノキ(hazenoki), ハゼhaze

ウルシ科落葉高木園芸植物薬用植物

学名 Rhus succedanea


黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki)

ヤマウルシ別称
ウルシ科落葉小高木薬用植物

学名 Rhus trichocarpa


黄櫨

読み方:ハゼノキ(hazenoki), コウロ(kouro), ハゼhaze

ウルシ科落葉高木園芸植物薬用植物

学名 Rhus succedanea


ハゼノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 21:14 UTC 版)

ハゼノキ(櫨の木[6]・櫨[7]・黄櫨の木[8]・黄櫨[9]学名: Toxicodendron succedaneum)はウルシ科ウルシ属落葉小高木。単にハゼとも言う[10]東南アジアから東アジア温暖な地域に自生する。秋に美しく紅葉することで知られ、ウルシほどではないがかぶれることもある。日本には、果実から木蝋(Japan wax)を採取する資源作物として、江戸時代頃に琉球王国から持ち込まれ、それまで木蝋の主原料であったウルシ果実を駆逐した。


注釈

  1. ^ 櫨実は運上銀納入者に買い占めさせる旨の薩摩藩藩達が1637年~1639年(寛永14年~16年)にあり、櫨栽培がそれ以前に始まっていたことは推測されている[17][18]
  2. ^ 江戸時代には火口(ほくち)に火をつける火打石硫黄附木も庶民に普及した。

出典

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Toxicodendron succedaneum (L.) Kuntze ハゼノキ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  2. ^ William Henry Edwards or シデナム・エドワーズ
  3. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. var. japonica Engl. ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  4. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. var. dumoutieri (Piérre) Kudo et Matsuura ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  5. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Rhus succedanea L. ハゼノキ(シノニム)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年12月25日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 103.
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 田中潔 2011, p. 61.
  8. ^ a b c d 亀田龍吉 2014, p. 29.
  9. ^ a b c d e f g 林将之 2008b, p. 40.
  10. ^ a b 樹皮・葉でわかる樹木図鑑 (2011)、170頁
  11. ^ a b c d 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 248.
  12. ^ a b c d e f g h 林将之 2008a, p. 139.
  13. ^ a b 林将之 2011, p. 145.
  14. ^ 林将之 2011, p. 144.
  15. ^ 木蝋(もくろう)-文化財を維持する特用林産物”. 日本特用林産振興会. 2019年4月24日閲覧。
  16. ^ 櫨の道. 松山櫨復活委員会. (2015年8月1日) 
  17. ^ 桜島町郷土誌編さん委員会 1988, p. 153.
  18. ^ 鹿児島県 1967.
  19. ^ 「第三章 城下町と近郊農村の産業」『広島市史 第三巻 社会経済編』pp224 昭和34年8月15日 広島市役所
  20. ^ 「櫨紅葉」「櫨の実」「櫨採り」は晩秋・植物の季語。一方、「櫨」「櫨の木」は仲夏・植物に、「櫨の花」は初夏・植物に分類される季語である。- 齋藤慎爾・阿久根末忠編『必携季語秀句用字用例辞典』柏書房、1997年、P.871。
  21. ^ 9位 柳坂曽根の櫨(福岡県久留米市)葉と実 一幅の絵のよう日本経済新聞』2019年9月7日・土曜朝刊別刷りNIKKEIプラス1「何でもランキング」(2面)2021年1月3日閲覧


「ハゼノキ」の続きの解説一覧

ハゼノキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 08:38 UTC 版)

薩摩藩の天保改革」の記事における「ハゼノキ」の解説

薩摩藩産の品質もまた粗悪であり、市場での評価低かった低評価薩摩藩産の対す大坂商人扱い方ぞんざいで、計量もいい加減であった。そこで調所取引時に薩摩藩側の担当者同席させ、厳正な取引行わせるようにした。 品質上のため、産地調査実施するとともに安芸から職人招請して技術導入努めたその結果品質は目だって向上し改革前の倍近い価格取り引きされるようになった。また天保10年1839年)頃には生産高減少したため、大坂でハゼノキの苗木購入し、また筑後からハゼノキの接ぎ木専門家招請した。

※この「ハゼノキ」の解説は、「薩摩藩の天保改革」の解説の一部です。
「ハゼノキ」を含む「薩摩藩の天保改革」の記事については、「薩摩藩の天保改革」の概要を参照ください。

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