スコラ哲学とは? わかりやすく解説

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スコラ‐てつがく【スコラ哲学】

読み方:すこらてつがく

スコラ学


スコラてつがく 【スコラ(schola)哲学】

スコララテン語学校の意。中世ヨーロッパ教会・修道院付属学校大学教師など研究した学問領域は広いが、哲学神学中心その内容キリスト教会教義理性的に弁証することで、そのために主としてアリストテレス哲学採用したが、プラトン哲学影響神秘的傾向見られる細密な概念区別立てをする論法発達させたことがその特色初期(九~一二世紀)の代表者はエリウゲナ・アベラール・アンセルムス、盛期一三世紀)はアルベルトゥス-マグヌス・トマス-アクィナス・ボナヴェントゥラ、後期一四一五世紀前半)はドゥンス-スコトゥス・オッカム、近世への過渡期一五世紀後半一七世紀)はスアレス・モリーナ。スコラ学派煩瑣哲学。→ 新スコラ哲学

スコラ学

( スコラ哲学 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/24 06:10 UTC 版)

(スコラがく)とは、ラテン語の「scholasticus」(学校に属するもの)に由来する言葉で、11世紀以降に主として西方教会キリスト教神学者・哲学者などの学者たちによって確立された「学問のスタイル」のこと。このスコラ学の方法論にのっとった学問、例えば哲学神学を特にスコラ哲学スコラ神学などのようにいう。


  1. ^ 湯浅赳男『面白いほどよくわかる 世界の哲学・思想のすべて』日本文芸社、平成17年2月1日改訂第1版、ISBN:4-537-11501-7、p113
  2. ^ 湯浅赳男『面白いほどよくわかる 世界の哲学・思想のすべて』日本文芸社、平成17年2月1日改訂第1版、ISBN:4-537-11501-7、p114より引用
  3. ^ ◆第17世紀◆(トマス・ホプコ神父著、ゲオルギイ松島雄一神父訳:正教会の歴史より)
  4. ^ ◆第19世紀◆(トマス・ホプコ神父著、ゲオルギイ松島雄一神父訳:正教会の歴史より)
  5. ^ The Difference Between Orthodox Spirituality and Other Traditions (府主教 Hierotheos Vlachos)


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