ジギタリス【(ラテン)Digitalis】
ジギタリス 【Digitalis】
ジギタリス
ジギタリス
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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セーヴェルー:ジギタリス | Revebjolle (Foxglove) | |
セーヴェルー:ジギタリス ヘ長調 | Digitalis in F major |
ジギタリス
ジギタリス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/04 07:36 UTC 版)
ジギタリス(実芰答里斯[1][注釈 1]、羅: Digitalis)とは、オオバコ科[注釈 2]ジギタリス属(キツネノテブクロ属、学名: Digitalis)の総称である。狭義ではジギタリス属の特定の種(Digitalis purpurea)を指す。
注釈
出典
- ^ 金沢庄三郎 編「ジギタリス(実芰答里斯)」『広辞林』(新訂)三省堂、1934年、836頁。
- ^ 木下武司 「強心薬ジギタリスのお話」 帝京大学薬学部附属薬用植物園
- ^ ダウンシーとラーション著、柴田譲治訳『世界毒草百科図鑑』55ページ(2018年、原書房刊)
- ^ W N Arnold, L S Loftus (1991). “Xanthopsia and Van Gogh's Yellow Palette”. Eye (Lond) 5 (Pt 5): 503-10. doi:10.1038/eye.1991.93. PMID 1794418.
- ^ ジギタリスとCa拮抗薬の薬物相互作用 臨床薬理 Vol.24(1993) No.1 P237 - 238
- 1 ジギタリスとは
- 2 ジギタリスの概要
- 3 下位分類
- 4 ギャラリー
ジギタリス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/30 09:15 UTC 版)
ジギタリス製剤には経口薬のほか、静注薬も存在する。 ジギタリス(ジゴキシン)はNa+/K+-ATPaseを阻害し、細胞内Na+濃度を高くすることでNa+/Ca+交換系を賦活させ、これによって心収縮力を増加させる。また、房室伝導も阻害することが知られている。 ジギタリス中毒の症状としてはPAT with blockや盆状ST低下といった心電図変化が有名であるが、自覚症状としては消化器症状や視覚障害が多い。カルシウム拮抗剤やβ遮断薬の併用、低カリウム血症、あるいはそれを起こすループ利尿薬投与の場合には中毒のリスクが高くなる。 急性心不全で強心作用がほしい場合はカテコラミンが用いられ、慢性心不全では他の心不全治療薬と併用されることがある。 なお、ジギタリス自体には心不全の予後改善効果はない。そのため、陰性変時作用を利用して、心房細動のレートコントロールに用いられることもある。 ジギタリス0.25mgにテノーミン25mgやセロケン40mg、またはワソランを併用することがよくある。 ジギタリスは腎臓から排泄されるため、腎機能低下時は半量投与となることがある。目安としては、70歳以上ならば0.125mgとすることが多い。肝代謝のジゴトキシン製剤(ジギトキシン錠)も存在する。 ジギタリス中毒が発生したときにはまずジギタリスの投与を中止し、心室性不整脈に対してはキシロカインやアレビアチンの投与を行い、同時に血中カリウム濃度のモニタリングをする。
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