キンバエ

デジタル大辞泉

きん‐ばえ〔‐ばへ〕【金^×蠅】

読み方：きんばえ

１ クロバエ科のハエ。体長約1センチで、黄金緑色。動物の死体などに好んで集まり、足についた汚物が伝染病を媒介したりする。

２ クロバエ科のうち、体が金緑色ないし青緑色の光沢のあるハエの総称。幼虫はさしとよばれ、釣りの餌にされる。あおばえ。ぎんばえ。《季 夏》

撮影・朝倉秀之

難読語辞典

青蠅

読み方：キンバエ（ｋｉｎｂａｅ），　アオバエ（ａｏｂａｅ），　セイヨウ（ｓｅｉｙｏｕ）

双翅目クロバエ科の昆虫のうち、体が緑・青・赤などの金属光沢をもつハエの総称

害虫の種類

キンバエ

節足動物門　昆虫網　ハエ目　クロバエ科 キンバエ族 Lucilini

キンバエ類　Lucilini

キンバエ類

この害虫が属する群

ハエ

この害虫のグループ

• イエバエ　Musca domestica LINNE
• ヒメイエバエ　Fannia canicularis (LINNE)
• ニクバエ類　Sarcophagidae
• クロバエ類　Calliphorini
• キンバエ類　Lucilini

主な種類
クロキンバエ　Phormia regina Meigen
ミドリキンバエ　Lucilia illustris Meigen
ヒロズキンバエ　Phaenicia sericata Meigen
ヒツジキンバエ　P. cuprina Wiedemann ほか

害虫のカテゴリ
衛生害虫、不快害虫、混入異物

形態
　体長5～11mm、体は緑色または青藍色で強い金属光沢がある。

分布
　代表的なヒロズキンバエは全世界に分布。日本でも全国に分布。

被害
　サルモネラや赤痢菌、赤痢アメーバや各種の寄生虫、およびポリオウイルス（小児麻痺）を伝播することが知られ、衛生上から極めて重要な害虫である。

生態
　ヒロズキンバエは、人間生活に適応して勢力を拡大した種であって、本来は動物死体に発生していたものである。 畜舎やゴミ処理場などで集中発生し、一般家庭の台所の生ゴミからも多くが出現する。

特記事項
　成虫にはエアゾール・スプレーが効果的である。卵を産み付けられた生ゴミや食べ物は速やかに捨てる。腐った臭いや生臭い臭いに非常に敏感なので、これらの臭いが出るものは速やかに廃棄するか臭いが出ない状態にする。食べ物の残り物を部屋や台所に放置しない。

動物名辞典

金蠅

読み方：キンバエ（ｋｉｎｂａｅ）

クロバエ科の昆虫

学名 Lucilia caesar

季語・季題辞典

金蠅

読み方：キンバエ（ｋｉｎｂａｅ）

ハエの一種

季節 夏

分類 動物

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「 キンバエ」の例文・使い方・用例・文例

• キンバエは日本中で見られる。
• キンバエ