[すきとは? わかりやすく解説

すき【主基/次】

読み方:すき

2番目、次(つぎ)の意》大嘗祭(だいじょうさい)のとき、悠紀(ゆき)とともに神饌(しんせん)の新穀献上すべき国郡また、そのとき祭場。→悠紀(ゆき)


すき【好き】

読み方:すき

[名・形動

心がひかれること。気に入ること。また、そのさま。「—な人」「—な道に進む」⇔嫌い。

片寄ってそのことを好むさま。物好きまた、特に、好色色好み。「幹事買って出るなんて、君も—だねえ」「—者」

自分思うまま振る舞うこと。また、そのさま。「—なだけ遊ぶ」「どうとも—にしなさい」

⇒すき(数寄

[下接語] 大(だい)好き・不(ぶ)好き(ずき)遊び好き・男好き女好き客好き綺麗(きれい)好き・子供好き酒好き好き好き世話好き出好き派手好き話好き人好き物好き横好き・侘(わ)び好き


すき【数寄/数奇】

読み方:すき

《「好き」と同語源。「数寄」「数奇」は当て字風流風雅に心を寄せること。また、茶の湯生け花などの風流風雅道。「—者(しゃ)」


すき【×梳き】

読み方:すき

髪の毛(くし)でとかすこと。「髪—」

梳き櫛」の略。

梳き油(あぶら)」の略。


すき【×漉き/抄き】

読み方:すき

紙を漉くこと。「手—の和紙


すき【透き/隙】

読み方:すき

物と物との間。間隙(かんげき)。すきま。「戸に—がある」「割り込む—もない」

引き続いている物事絶え間合間。ひま。「仕事の—をみつける」「手—のとき」

気のゆるみ。油断また、つけいる機会。「相手の—につけこむ」「—をねらう」「—を見せる」


すき【×鋤/×犂】

読み方:すき

(鋤)手と足の力を利用して、土を掘り起こす農具幅の広い刃に、まっすぐな柄をつけたもの。金(かな)鋤・風呂(ふろ)鋤・江州(ごうしゅう)鋤など。

(犂)牛や馬に引かせ、畑や田を耕す農具。犂轅(ねりぎ)を牛馬につなぎ、犂先で地面切り起こすからすき

鋤/犂の画像
(1)の鋤
鋤/犂の画像
(2)の犂

酸き

読み方:すき

ク活用形容詞酸し」の連体形


漉き、結き、好き、透き、空き、鋤き、剥き、抄き、梳き


結き

読み方:すき、いわき

カ行五段活用動詞結く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの


酸き

読み方:すき

【文語】形容詞酸い」の連体形


食き

読み方:すき

【文語】カ行四段活用動詞食く」の連用形、あるいは連用形名詞化したもの

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酸き

読み方:すき

ク活用形容詞酸し」の連体形
酸し」の口語形としては、形容詞酸い」が対応する

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スキ (すき)

スキ 西日本比べて畦立耕の少なかった東日本では、双用犂の牛馬耕の普及重要な役割果たした。双用犂は犂さきとへらを同時に左右に転向して、土れきを両方向に反転できる構造をもっているので、水田の畦の一端から順次往復耕で多端耕起進めることができる。このため土の移動少なく水田均平整地が容易で能率も高い利点がある。双用犂では左返し、右返し作用同一であることが要求され、そのための転向装置や耕深耕幅の調節装置など多く考案なされた主として関東以北北陸地方水田平面耕や傾斜畑区画小さ圃場等に好まれ使われた。三重県名張市の高北新治郎は、大正8年に双用犂の転向装置傾斜方式発明し、それをとり入れた犂を国富号という銘柄対象12年より売り始めた従来平軸と比較して垂直吸込と、土れきの反転良好で、その後各種犂に採用された。昭和20年代開発された「自由へら」をつけた田畑兼用犂である。自由へらはフォーク状の鉄片連結金具固着しないよう取りつけ、捻曲面自在に調節できるように考案したのである。犂さきはへらの表面に土が付着し易い火山灰畑土の耕起にその効果があったので、田畑兼用犂として販売され、本犂は桑園内の耕起用いていた。犂先の長さ21.5cm、幅19.2cm、へらの長さ31cm、幅17cm(ホーク5本)ねり木の長さ119cm、重さ14kgである。

平スキ,スキ (ひらすき,すき)

平スキ 近畿地方では、大阪中心に水田の裏作に綿や蔬菜などの商品作物栽培する密度のたかい農業発達したいずれも稲作あとの田の畝作り、溝掘り、田の縁の整理等に、橦木型の柄のあるシャベル型の鋤が使用された。全長100cm、刃の長さ32cm、幅13.5cm、重さ1.36kgの小形の鋤である。田の溝掘りにも使われ、現在も使用している。

犂,ハテシキイザイ (すき,はてしきいざい)

犂 ハテシキイザイ呼ばれている。ごく最近まで南西諸島全域から南九州一部広く使われた畑用犂である。イザリ、ユザリ等の呼び名は、イザリ(躄)の転訛で、犂さきと犂床で土を分けて通るのがいざりに似ていることから出た名称である。宮古八重山諸島では同じ犂をヤマダマと呼ぶ。この犂は元来二頭引無反転一頭引用犂を原型したもので、長いねり木が一頭引用短小化したが、左右対称の狭い犂さきと長い犂床はそのままに無反転犂として使われてきた。それはこの犂の使用地域琉球珊瑚石灰岩母岩とする、小石混じりの畑土壌で、その耕うん中耕作条そして甘藷の掘取作業等によく適応するであったことを示している。わが国本土長床犂と同じ四辺形枠組をもつ犂であるが、犂へらのない点、ねり木が上向き角度をしている点が大きく異り、その由来異にする考えられる。犂床の長さ62cm、ねり木の長さ127cm、重さ9kg。

犂 (すき)

犂 わが国畑地火山灰土地帯多く従来水田犂では、犂体面に土が付着して土れきの反転悪く、また深耕難しかった。その改良成果一つがこの高北式畑用犂で、ホークへらにして土の付着少なくし、曲度を緩やかにしかも長く上端の幅を広くして耕起した土のへら上で流れを無理なく、放て反転させようしたものである。いずれも弾性へらが用いられており、種々の土壌適合するように、へら面の捻曲度を自由に調節できる構造有していた。犂床の摩耗抵抗減らし、しかも吸込みよくして深耕をはかるためのハイヒール型犂床を採用している。昭和20年代末から30年代始めにかけて改良された犂である。土の母号と名ずけた畑犂1号で、以後改良ごとに号を重ねた。犂先の長さ18.5cm、幅19.5cm、へらの長さ41cm、幅23cm(ホーク5本)ねり木の長さ116cm、重さ15.2kgである。

すき

地面に穴や溝を掘ったり、土をすきとったりするのに用い用具。台(先端が刃の部分)と柄とを1本で作り出し柄尻がT字型になっており、鋤台の肩を踏んで地面垂直に挿入することができる。  現在はスコップ使われ、あまり一般的には用いられない

すき 【主基・須岐】

(次〈つぎ〉の意)日本大嘗祭で、西方設けられ祭場悠紀東方祭場)で天皇祭祀行い、その次にここへ来て行う。ここに供える新穀を出す国(丹後備中など)を主基の国といった。→ 悠紀

主基(すき)


すき

作者水星さつき

収載図書運命的恋愛論―聖少年白書
出版社桜桃書房
刊行年月1995.11
シリーズ名ECLIPSE ROMANCE


すき。

作者しずく

収載図書小説FUDGE VOL.10
出版社桜桃書房
刊行年月1996.8


数奇

読み方:すき

  1. 前述(※「なすかんもどし参照)のやうな場合相棒
  2. 風流な趣味を有つこと。又不思議な運命のこともいふ。

分類 犯罪

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すき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/18 03:41 UTC 版)

すきスキ

語句

軍事

作品名

関連項目



すき (Apricot Mix)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 07:30 UTC 版)

すき (渡辺美里の曲)」の記事における「すき (Apricot Mix)」の解説

すき (Apricot Mix)」(すき アプリコット・ミックス)は渡辺美里楽曲1989年9月1日に、EPIC/SONY RECORDS (現・エピックレコードジャパン) より発売され14目のシングル

※この「すき (Apricot Mix)」の解説は、「すき (渡辺美里の曲)」の解説の一部です。
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すき

出典:『Wiktionary』 (2021/07/18 12:58 UTC 版)

語源1・好き

名詞・感情

すきき】

  1. あることや、人を好むこと。
  2. (しばしば「数寄数奇」をあて)風流風雅であること。
類義語
対義語
複合語
成句
翻訳

形容動詞

すき(だ)【好き】

  1. 好意好感抱いている状況状態
  2. 恋愛感情抱いている状態。
  3. 他人度外視し)自ら満足できる状態。ものずき酔狂
    • あんたも好きだねえ。
  4. 思いのまま気まま自由意志によること。任意
類義語
対義語
翻訳

語源2・空き

名詞・空間

すきき】

  1. 多く複合語で)混雑せず空いていること。

語源3・隙

名詞・間隙

すき透き

  1. ものとものの接合部位生ず狭い空間隙間すきま
  2. 部分的に無防備となった部位又は状態
成句

語源4・鋤

名詞・農具

すき

  1. 農地等を掘り起こすのに用い農具
    1. 人力による小型道具で、シャベル状の形状をもったくわなどの一種。現在では農業用土木作業用ともに、シャベルにとって代わられ、日本の伝統的な鋤は一般に見ることはできなくなった
    2. 】もとは、牛などに引かせ現代では、重機械で引く大型のもの、からすきプラウ
派生語


翻訳
語義1-2 棃・プラウ — 「プラウ#翻訳」を参照のこと

語源5・漉き

名詞・製紙

すき漉きき】

  1. 紙を漉くこと。

語源6・主基

名詞・主基

すき

  1. 大嘗祭のとき、神事用いる新穀奉納するため、悠紀ゆき次いで選ばれた国。
複合語



  • 画数:9
  • 音読み:イ、 シ、 ジ
  • 訓読み:すき
  • ピンイン:tai2




















  • 画数:11
  • 音読み:セン
  • 訓読み:すき、 もり


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