*幻*

デジタル大辞泉

げん【幻】

読み方：げん

［常用漢字］　［音］ゲン（呉）　［訓］まぼろし

１ まぼろし。「幻影・幻覚・幻視・幻想・幻聴・幻滅／夢幻」

２ まどわす。目くらまし。「幻術・幻惑／変幻」

まぼろし【幻】

読み方：まぼろし

１ 実際にはないのに、あるように見えるもの。また、まもなく消えるはかないもののたとえ。幻影。「死んだ母の―を見る」「―のようにはかない人生」

２ その存在さえ疑わしいほど、珍しいもの。「―の名馬」

３ 幻術を行う人。

「たづね行く―もがなつてにても魂(たま)のありかをそこと知るべく」〈源・桐壺〉

源氏物語第41巻の巻名。光源氏52歳。紫の上と死別後、その一周忌法要を済ました源氏は、出家の意向を固めて身辺の整理をする。

源氏物語・幻の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

世界宗教用語大事典

げん 【幻】

仏教用語。実体がないことをいう。一切の事象はただ仮に相を表しているに過ぎないとして幻相・幻有といい、幻術を使う人を幻化人という。

短編小説作品名辞典

幻

作者高谷清

収載図書嘔吐
出版社近代文芸社
刊行年月1988.9

幻

作者津島佑子

収載図書黙市
出版社新潮社
刊行年月1990.4
シリーズ名新潮文庫

幻

作者吉村昭

収載図書法師蝉
出版社新潮社
刊行年月1993.7

収載図書法師蝉
出版社新潮社
刊行年月1996.6
シリーズ名新潮文庫

幻

作者瀬戸内寂聴

収載図書髪
出版社新潮社
刊行年月2000.1

収載図書髪
出版社新潮社
刊行年月2002.8
シリーズ名新潮文庫

隠語大辞典

幻

読み方：げん

1. 女ノコトヲ云フ。〔第六類　人身之部・岩手県〕
2. 一般女子－美クシク装ヒタル婦人。〔第二類　人物風俗〕
3. 婦人のことをいふ。〔犯罪語〕
4. 〔ス〕婦人のこと、女のことにいふ。摸掏が「ゲンの前」と云へば婦人の帯のこと又は其処から掏ることを云ふ。
5. 中年の女。〔テ〕〔不〕
6. 中年の主婦を云ふ。
7. 女。前橋。
8. 〔犯〕婦人のこと、まぼろしに見るの意。
9. 婦人のこと。〔関西に多い〕。〔一般犯罪〕
10. 女。〔掏摸〕
11. 女、婦人。〔す〕

分類 す／犯罪、ス、テキヤ／不良少年、不良青少年（硬派）、岩手県、掏摸、犯罪者、犯罪語、犯罪／関西

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ウィキペディア

幻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/01/28 09:45 UTC 版)

幻（まぼろし）

ウィキペディア小見出し辞書

幻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/13 09:02 UTC 版)

「はやて (プロレスラー)」の記事における「幻」の解説

2回転式コルバタ。

幻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/16 10:01 UTC 版)

「ポコポッテイト」の記事における「幻」の解説

ぽてい様 ぽていじまに存在するといわれる神様。みんなまだ会ったことがないらしく、どんな神様なのかはまだ不明。 ゾウガメ長老さまは幸せを呼ぶ神様でいつもにっこり微笑んでいる、アオアシさんは大きな大きな太鼓のようなおなかで口も声も大きい、マーモットさんはいつも大きな袋を持っていて耳がすごく大きくてほっぺがふっくらぷくぷくしていると言っている（何れも布袋を思わせる特徴である）。

幻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/06/12 01:40 UTC 版)

「源氏物語各帖のあらすじ」の記事における「幻」の解説

（源氏52歳正月-年末） 紫の上亡き後の源氏の一年を四季の風物を主として叙情的に描く。年末に源氏は出家の意志をかため、女君たちとの手紙を焼き捨てる。幻参照。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

幻

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 00:16 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : ゲン(グヱン)
  • 漢音 : カン(クヮン)(表外)
• 訓読み
  • 常用漢字表内

    まぼろし

名詞

1. （まぼろし）実体がないのに実在するように見えること。
2. （まぼろし）すぐ消える儚いもの。
3. （まぼろし）実在するかどうか確認されていないもの。

熟語

幻影、幻想、幻覚、夢幻、幻獣、変幻、幻覚症状、変幻自在

漢字辞典

幻

幻	画数：4 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ゲン 訓読み：まぼろし ピンイン：huan4 ハングル：환 対応する英語：phantasm, vision, dream, illusion, apparition

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「 幻」の例文・使い方・用例・文例

• 幻想が消えた；バブルがはじけた
• 僕は自分の絵の才能に幻想を抱いてはいない
• 突然の目覚め，幻滅
• 最近，私は幻覚を見ます
• 彼は名声など幻のようにむなしいものだと悟った
• 彼についての私の幻想は打ち砕かれた
• 昨日ホワイトさんに会ったって?君は幻を見たのだろう．彼は先月亡くなったよ
• 光の幻覚で
• 彼は亡くなった母の幻を見た
• 幻想の世界
• ついに、幻日記のアクセス数が１０００に達しました
• 幻覚状態は数時間続いた。
• ペイヨーテは幻覚症状を生み出す。
• 光と音の移り変わる幻影
• 政府への幻滅感が大きくなっている。
• それはとても幻想的だ。
• その祭りはとても幻想的です。
• それはとっても幻想的な光景でした。
• それは美しく、幻想的でした。
• この時計のバックライトはとても幻想的です。