"コレンディ", クリスマス・キャロル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 05:33 UTC 版)
「ポーランドのクリスマス」の記事における「"コレンディ", クリスマス・キャロル」の解説
コレンディ(kolędy)とはポーランドにおいてキャロルを表す言葉である。12月24日から25日にかけてのパステルカと呼ばれる日を跨いでのクリスマス・ミサの間、そしてミサの後もクリスマス・キャロルは歌われない。但し、多くの場合はクリスマス・シーズンは2月2日まで続く。カトリック教会で歌われる初期の讃美歌は中世にフランシスコ会の修道士たちによって持ち込まれた。初期のクリスマス音楽はラテン語で歌われていたが、ポーランドの言葉や、新しい世俗の音楽であるパストラル(波: pastorałka、羊飼いの歌)の旋律が教会で普及し始めると、その音楽は書き記されることはされなかったが暗記され受け継がれていった。特筆すべきものでは、ステファン・バートリの宮殿において既に歌われていた曲に、1792年にフランチシェク・カルピンスキ(英語版)が歌詞を書いたブク・シェン・ロジ(英語版)(波: Bóg się rodzi, 神は生まれ給う)はポーランドのクリスマスの讃美歌となった。1838年にはミョドゥシェフスキ(ポーランド語版)神父によって多くのポーランド語によるキャロルが集められ『Pastorałki i Kolędy z Melodiami』(旋律つきパストラウカ(ポーランド語版)とキャロル)として纏められた。
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