biblio
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/05 17:16 UTC 版)
概要
- 電子書籍閲覧を主目的としたフィーチャーフォン(音声通話用端末)で、2009年(平成21年)2月発売のドコモのSH-04Aと同じく横フルスライド型のQWERTY配列キーボードを搭載しており、長文メール作成などの文字入力に長けている。スマートフォンではなく、BREWを母体とした同キャリア独自のプラットフォームであるKCP+が搭載されており、EZWebの利用が可能である。
- 操作は横向きではQWERTYキーボードモード、縦向きではテンキーモードでそれぞれ行う。ちなみに本機のキーボードは、向きにより表示が切り替わるようになっており、キーボード用の文字表示用バックライトとしてLEDではなく有機ELが用いられている[1]。切り替えは、加速度センサーが用いられた電子的(自動的)に切り替わる日本初の方式が採用されている。P-01Aなどのような、テンキー内部のシートが機械的にスライドする方式ではない[1]。
- Wi-Fi WINを初搭載した機種であり、先行していたドコモのホームU対応機種N-06Aと同じく、自宅などでは無線LAN接続とすることでブロードバンド回線依存の高速接続が可能である。かつパケット定額(ダブル定額ライト、スーパーライト)の通信料(量)を最小に抑えることが可能である。
- 本端末に搭載されているディスプレイのサイズは3.5インチであるが、ピクセル数は既存のフルワイドVGA液晶より横が96ドット長く、480×960ドットであり、au向け端末としては後発のIS01[注釈 5]と並ぶ最高解像度となる(2010年(平成22年)8月現在)。
- 端末本体の各寸法は幅56mm×長さ113mm×奥行17.4mm(最厚部18mm)とそれほど大きくはないものの、質量は164g[注釈 6] とスマートブック[注釈 7]を除く既存のau向け音声用端末としては現時点(2011年(平成23年)5月現在)において富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製(TOSHIBAブランド)のREGZA Phone IS11T(TSI11)、同富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製(同TOSHIBAブランド)のE31T、NECカシオ モバイルコミュニケーションズ製(CASIOブランド)のG'zOne TYPE-X(CAY01)カシオ日立モバイルコミュニケーションズ製(CASIOブランド)のE03CAに次いで重い[注釈 8]。
- 内蔵メモリーは、7GBである。これは、auブランドで発売されている携帯電話では容量が一番大きい(2010年8月現在)。外部メモリーには最大8GBのmicroSDHCメモリーカードと2GBまでのmicroSDメモリーカードが使用できる。なお16GB以上のmicroSDHCカードも非公式ながら利用できる場合もある。
- 2010年に発売されたbiblio leaf(SP02)(2012年(平成24年)7月現在既に販売終了)とは、電子書籍利用に特化(最適化)したbiblioブランドのコンセプトのみ踏襲しており、書籍データのフォーマットや料金体系などは大きく異なる。
注釈
出典
- ^ a b “『biblio』開発者インタビュー スマートフォンと携帯の中間を狙う電子ブック携帯”. ケータイWatch. (2009年7月31日)
- ^ 〈お知らせ〉 「Wi-Fi WIN」のサービス終了について - KDDI 2013年10月18日
- ^ 電子書籍サービス「LISMO Book Store」の提供終了について KDDI 2015年11月6日
- ^ 3G ケータイ向けアプリサービス「EZアプリ」の配信、および一部サービスの終了について - KDDI 2016年4月28日。
- ^ auの3Gサービス「CDMA 1X WIN」が2022年3月末をもって終了 VoLTE非対応4G LTE端末も対象 - ITmedia 2018年11月16日。
- ^ 「CDMA 1X WIN」サービスの終了について - KDDI 2018年11月16日。
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2009年7月6日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2009年8月5日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2009年9月3日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2009年10月30日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2009年12月17日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2010年6月24日
- ^ ケータイアップデートのお知らせ KDDI 2011年4月14日
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