S-N曲線とは? わかりやすく解説

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S-N曲線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/25 09:16 UTC 版)

S-N 曲線S-Nきょくせん、英語: S-N curve)とは、材料の疲労破壊において、一定の振幅で繰り返し負荷される応力破断までの負荷の繰り返し数の関係を示した曲線である[1]S-N 線図ヴェーラー曲線とも呼ばれる[2][3]。疲労強度設計の基礎となるもので、ドイツの技術者アウグスト・ヴェーラー英語版によってS-N 曲線の概念が確立された[4]


  1. ^ a b c 陳 玳珩 『金属疲労強度学 : 疲労き裂の発生と伝ぱ』(第1版)内田老鶴圃、2015年、29頁。ISBN 978-4-7536-5505-2 
  2. ^ a b 日本機械学会 編 『機械工学辞典』(第2版)丸善、2007年、106-107頁。ISBN 978-4-88898-083-8 
  3. ^ McEvily 2017, p. 263.
  4. ^ a b 星出 敏彦・植松 美彦、2010、「疲労の基礎と実機疲労設計の最新動向 : 1. 疲労の基礎と最近の研究動向」、『材料』59巻1号、日本材料学会、doi:10.2472/jsms.59.89 pp. 89–95
  5. ^ a b 日本材料学会(編) 2008, pp. 5–6.
  6. ^ 徳光 善治・松下 博通、1979、「繰返し荷重を受けるコンクリートの疲労強度」、『コンクリート工学』17巻6号、日本コンクリート工学会、doi:10.3151/coj1975.17.6_13 pp. 13–22
  7. ^ 大路・中井 2006, p. 61.
  8. ^ McEvily 2017, pp. 263–264.
  9. ^ 日本材料学会(編) 2008, pp. 5–9.
  10. ^ 高野 菊雄 『トラブルを防ぐプラスチック材料の選び方・使い方』(第1版)工業調査会、2005年6月15日、84頁。ISBN 4-7693-4190-3 
  11. ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 6.
  12. ^ 酒井 達雄・上野 明、2009、「金属材料の超高サイクル疲労に関する研究動向と疲労試験技術」、『マリンエンジニアリング』44巻5号、日本マリンエンジニアリング学会、doi:10.5988/jime.44.730 pp. 730-736
  13. ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 364.
  14. ^ a b 大路・中井 2006, pp. 71–72.
  15. ^ McEvily 2017, p. 329.
  16. ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 372.
  17. ^ 日本材料学会(編) 2008, p. 7.
  18. ^ 花木 聡・境田 彰芳・岡田 憲司・上野 明・酒井 達雄、2012、「日本材料学会疲労強度データベース事業の歴史的経緯·到達点と今後の展開 4.データベース解析と解析結果の公開利用」、『材料』61巻6号、日本材料学会、doi:10.2472/jsms.61.564 pp. 564-570


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