NHKオンデマンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/01 09:10 UTC 版)
配信形態
パソコン向け
ストリーミング型とダウンロード型の2種類で配信されている。「見逃し番組」はストリーミング型のみ、「特選ライブラリー」は両方で配信されている。いずれもWindows Media Video形式である。
NHKが直接配信するものとは別にGYAO!やU-NEXT、Amazonプライム・ビデオなど、外部の配信事業者を通じて番組が配信されることにもなっている[30][31]。
テレビ向け
Googleから販売されているChromecastまたは該当機能が搭載されている内蔵テレビを経由して、NHKオンデマンドの配信映像をテレビに映し出すことが可能となっている[30]。
2024年1月から一部のスマートテレビ向けアプリをリリース。テレビ向けの配信サービスを開始した。なお、サービス開始当初はAndroid TVのみの対応となる[6]。
また、アクトビラの「アクトビラ ビデオ」、ジュピターテレコム(J:COM)の「J:COMオンデマンド」、NTTぷららの「ひかりTV」などを通じて配信される。いずれもハイビジョン画質で提供されており、4K画質で配信している事業者もある[30]。
NHKデータオンラインからもこれらの対応機種からはいることができ、それら限定の映像も配信されている。
2010年4月からの変更点
2010年4月1日正午より、パソコン向けサイトで以下の点が改変・開始された[32]。
- 動画視聴にFlash Video形式を採用し、Flash Player 10以降を搭載したインターネットブラウザがあれば、OSを問わずに利用できるようになる。
- 「見逃し番組サービス」の配信期間が10日間から14日間に延長[注 20]。
- サイトのレイアウト構成を変更。
- Flash Playerによる動画インターフェイスの変更、及び利便性向上。
- オートログイン機能の実装。ログイン後14日以内ならパスワードの入力なしで購入した番組を視聴できるようになる[注 21]。
- ビットレートに384kbpsを追加。
- 「見逃し番組サービス」の一部番組で字幕放送同様の字幕表示を行うサービスの試行開始。
- 爆笑問題のニッポンの教養、さわやか自然百景、小さな旅、ここが聞きたい!名医にQの4番組について、『本放送 → 放送翌日から「見逃し番組サービス」で2週間配信 → 「見逃し番組サービス」配信期間終了直後から「特選ライブラリー」で1年間配信』を行う「シームレス配信」サービスを開始。
イメージキャラクター
2013年度上半期の連続テレビ小説『あまちゃん』に関連し、NHKオンデマンドでは全国各地のご当地アイドルが地域のさまざまな魅力を紹介する「全国あまちゃんマップ」[注 22]企画を実施。その関連で、オンデマンド視聴者の投票によりランキング上位に位置づけられたアイドルグループを、2014年度にNHKオンデマンドをPRする公式キャラクターに任命した。今後NHKの放送やイベントなどでNHKオンデマンドの宣伝にあたる。
- 全国・東海北陸エリア…OS☆U - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」優勝
- 九州沖縄エリア…LinQ - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」2位、九州沖縄ブロック首位
- 中国四国エリア…ひめキュンフルーツ缶 - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」3位、中国四国ブロック首位
- 北海道東北エリア…りんご娘 - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」北海道東北ブロック首位
- 関東甲信越エリア…asfi - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」関東甲信越ブロック首位
- 近畿エリア…Le Siana - 「全国ご当地アイドルランキングバトル」近畿ブロック首位
2015年度からは中村アンを起用したCMがBSを中心に放送されている。
2017年度は相楽樹・早咲心結、2018年度は佐久間由衣・吉木りさ、2019年度は清野菜名を起用。
注釈
- ^ NHK受信料とは別会計である。
- ^ デジタル著作権管理保護付き。
- ^ ニュース以外。
- ^ 運行装置テロップからの表示、番組で使用されるテロップでの表示、VTR編集時に挿入される表示など番組により表示パターンが異なる。地域番組の関係で遅れ放送となる番組では配信対象番組であっても表示されない場合がある。
- ^ ただし、実際は個別の事情でその回だけ配信されていない番組や地域番組の差し替え配信終了後に遅れ放送される番組、本放送から数カ月を経た再放送のため配信が終了している番組などにもマークがついている場合がある。逆に、単発番組や通常は配信しない番組を臨時に配信する場合など、実際は配信されているのにマークがついていないこともある。
- ^ 2008年度にかかる第一四半期で約5千万円、2009年度の11月末までの売り上げが約1億6千万円。
- ^ 日本テレビ放送網運営。
- ^ それまで、バラエティ番組は同事務所所属タレントの出演回は配信対象外だった。
- ^ 2020年以降の『ザ少年倶楽部』等。
- ^ NHKプラスの同事務所所属タレントの出演番組は、見逃し配信も含めて配信されている。
- ^ なお、特殊法人(公共放送)であるNHKそのものではなく、子会社で民間企業のNHKエンタープライズ(本業はNHK製作番組の番組制作会社)が替わりに参加している。製作委員会は民間の企業でないと参加・構成出来ないための措置によるもの。
- ^ 本サービスは2020年4月1日から開始予定。
- ^ 午前7時台の全国枠のみ。
- ^ 全国枠のみ。
- ^ NHK公式ホームページ。
- ^ サービスは無料。
- ^ 総合・Eテレ・BS1・BSプレミアム。
- ^ 原則として首都圏のみで、首都圏以外の地域番組は首都圏で放送されてからでないと配信されない。配信日の基準も首都圏での放送日である。
- ^ パソコン、スマートフォン、タブレットが対象。
- ^ ニュース番組および日曜討論を除く。
- ^ 番組購入時のパスワード入力が必要なのは変わらず。
- ^ 2014年度も「恋する地元キャンペーン」に改題して展開。
出典
- ^ NHK、NHKオンデマンドの現況や運用室を公開。PC会員は約1.1万
- ^ NHKオンデマンド 2月の動向 - NHK放送総局長会見資料(PDF) 2010年3月24日
- ^ NHK番組配信伸び悩み 値下げや期間延長も検討 - 47NEWS 2009年12月24日
- ^ a b “常時同時配信・見逃し番組配信サービスの開始について”. 日本放送協会(2020年1月15日作成). 2020年1月16日閲覧。
- ^ “同時配信「NHKプラス」、過去番組サイトと一体化できぬ「複雑な」事情”. 読売新聞 (2021年5月9日). 2021年5月9日閲覧。
- ^ a b “NHKオンデマンド@nhk_ondemandのポスト”. X(旧・Twitter) (2024年1月31日). 2024年2月3日閲覧。
- ^ 「WOWOW・NHK、『蓄積型放送』来年度にも開始」日本経済新聞 2004年6月5日
- ^ 吉野次郎(日経ニューメディア編集部) (2006年5月25日). “WOWOWがブロードバンドで2007年度にサーバー型放送,BS放送では断念”. ITpro. 株式会社日経BP社. 2009年7月10日閲覧。
- ^ RBB TODAY CATVショー2008 Vol.3 徐々に明らかになる「NHKオンデマンド」 NHKオンデマンド室・所洋一の発言より 2008年7月6日閲覧
- ^ 配信予定番組のラインナップについて NHKオンデマンドBLOG
- ^ “伊藤沙莉、TVアニメ声優初挑戦 『映像研には手を出すな!』FODで配信”. マイナビニュース(2019年11月26日作成). 2020年2月4日閲覧。
- ^ “『拾われた男』ディズニープラス「スター」で6月26日(日)配信決定”. ディズニー公式 (2022年5月13日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “仲野太賀、10キロ増量して“松尾諭みたい”に 『拾われた男』26日放送・配信スタート”. ORICON NEWS (2022年6月26日). 2022年6月29日閲覧。
- ^ “常時同時配信の準備状況と⼦会社等の改⾰の現状について”. ⽇本放送協会(2019年6⽉25⽇作成). pp. 4-7. 2019年11月22日閲覧。
- ^ “NHKオンデマンドの今後のサービスプランについて”. NHKオンデマンド(2019年10月18日作成). 2019年11月22日閲覧。
- ^ “NHKのネット同時配信に、総務省が見直し要求。費用の肥大化懸念”. AV Watch(2019年11月8日作成). 2019年11月22日閲覧。
- ^ “「NHKインターネット活用業務実施基準の変更案の認可申請の取扱いに関する総務省の基本的考え方」に関する日本放送協会の検討結果について”. 日本放送協会(2019年12月9日作成). pp. 5-7. 2019年12月10日閲覧。
- ^ “NHK、本年度のネット配信断念 計画見直し4月から実施”. 共同通信(2019年12月9日作成). 2019年12月10日閲覧。
- ^ a b “見放題パック統合のお知らせ”. 2020年3月2日閲覧。
- ^ 平岡春人 (2023年7月26日). “NHKに意見1千件 「鎌倉殿」など容疑者ら出演作の配信停止解除へ”. 朝日新聞. 2023年7月27日閲覧。
- ^ “NHKオンデマンド、出演者逮捕でも配信続ける方針…「鎌倉殿」配信停止後に多くの批判届く”. 読売新聞 (2023年7月27日). 2023年7月27日閲覧。
- ^ “TVer経由のNHK番組の配信について”. NHK広報局(2019年8月23日作成). 2019年11月22日閲覧。
- ^ “NHKの一部番組の見逃し配信を開始”. 日本テレビ放送網株式会社・株式会社テレビ朝日・株式会社TBSテレビ・株式会社テレビ東京・株式会社フジテレビジョン(2019年8月23日作成). 2019年11月22日閲覧。
- ^ NHKオンデマンド|よくある質問・お問い合わせ なぜ有料なのですか?
- ^ “放送法(昭和二十五年法律第百三十二号)第73条: 支出の制限等”. e-Gov (2019年6月5日). 2019年12月25日閲覧。 “2019年5月17日施行分”
- ^ 見逃し見放題パックが新価格、月額945円(税込み)に!! NHK会長会見資料(PDF) 2010年1月7日
- ^ NHKオンデマンドの利用料金について NHK経営情報
- ^ “NHK受信料の窓口-NHK放送受信契約・放送受信料についてのご案内”. NHKネットクラブ. 日本放送協会. 2010年6月18日閲覧。
- ^ “NHK受信料を支払っていないが、NHKオンデマンドは視聴できますか?”. ひかりTV. 株式会社NTTぷらら. 2010年6月18日閲覧。
- ^ a b c “テレビなどでの利用方法”. 日本放送協会. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “Amazon Prime VideoチャンネルにNHKオンデマンド追加。大河や朝ドラなど7,000本”. AV Watch(2020年2月3日作成). 2020年2月3日閲覧。
- ^ NHKオンデマンド2月の動向 - NHK放送総局長会見資料(PDF) 2010年3月24日
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