M1アストレイ 関連項目

M1アストレイ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/12 15:36 UTC 版)

M1アストレイ(M1 ASTRAY)は、テレビアニメ機動戦士ガンダムSEED』に登場する、モビルスーツ (MS) に分類される架空の有人式人型ロボット兵器のひとつ。


注釈

  1. ^ a b 「機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B『オペレーション07:M1アストレイ・チーム』」 掲載写真から判別可能[2]だが、本文では「テスト用に威力を抑えた実弾銃[3]」 と記されるに止まっている。
  2. ^ 『ガンダムSEED』シリーズにおいて設定を担当した下村敬治は書籍記事において、M1アストレイとP0シリーズの開発は同時期に行われたと語っている。また、カガリ・ユラ・アスハは地上での開発を目撃したことから、ヘリオポリスへ向かったという[5]
  3. ^ 胴部背面・肩部後面・前腕部腹面・大腿部側面後面・脛部全周はP0シリーズ同様あえて無装甲であり、フレームが剥き出しとなっている。
  4. ^ ただし、M1Aアストレイのようにナチュラルが他のカラーの機体に登場したケースも見られる[9]
  5. ^ 本機の機体重量は53.5tとプロトタイプアストレイのノーマル状態 (49.8t) よりも3.7t重く、レッドフレームのフライトユニット装備型 (57.1t) よりも4.6t軽量となっている。一方、ザフトの仮想敵機であるジン (78.5t) と比較して25t軽く、地球連合軍の仮想敵機となるストライクダガー (55.31t) よりも1.81トンの軽量化に成功している。
  6. ^ アニメ『機動戦士ガンダムSEED』第28話(リマスター版第26話)においてはキラがOS改変に携わる場面で「G.U.N.D.A.M.」OSの表示が確認される。
  7. ^ 設定を担当した森田繁はコラムにおいて「CEのMSは人間の生体組織を模したコンピューターを使用している」と言及しているが[18]、詳細は明らかにされていない。
  8. ^ シリーズ第1作『SEED』の劇中ではオーブ国内に住むコーディネイターは素性を隠している「潜在コーディネイター」だけであり、その他の国民はMSパイロットを含めて皆がナチュラルだったからである。M1の開発者エリカ・シモンズも公式サイトで「ナチュラル」であると明記されているが、外伝『SEED ASTRAY』ではエリカが「コーディネイター」であると記されているうえ、続編『SEED DESTINY』ではオーブがコーディネイターを普通に受け入れて住まわせている国であると語られた。このため、オーブ国民のコーディネイターの設定については、シリーズタイトル間で差異が生じている。
  9. ^ なお、「アストレイ」系MSは動きが素早いことを特長としている、という設定はアニメーション本編では語られていない。
  10. ^ 本放送版ではムラサメのみでM1の姿はなかったが、FINAL PLUS版やHDリマスター版で参戦している描写が確認できる。
  11. ^ ただし、『SEED HDリマスター』でのOPでは登場せず、新規カットに差し替えられている。
  12. ^ カラーリングから一見するとM1Aに見えるが、肩部や膝部にスラスターがないデザインのため、M1であることがわかる。また、地上フィールドではシュライクを装備していた。
  13. ^ ゲーム『SEED BATTLE DESTINY』では一般機と差別化するためか、ジン用の重突撃機銃が武装に追加されている。
  14. ^ 本機の初出時には「MBF-M1A アストレイ」という型式番号、および機体名が記述されていた[23]。一方、後述の資料では「MBF-M1A M1Aアストレイ」という型式番号と機体名が記載されたものも存在する[22]。また、文中においては「M1Aアストレイ」という固有の機体名を用いた資料も見られる[24][8]
  15. ^ 英字の綴りは資料によって差異が存在し、「MBF-M1A ASTRAY」機体名部分は単にASTRAYとしたもの[23][24]と、「MBF-M1A M1A ASTRAY」と記述したものの[22]二通りが存在する。
  16. ^ 関係者間の厚意から、先駆けて登場したとスニーカー文庫第2巻のあとがきに書かれている[26]
  17. ^ 『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 Δ ASTRAY』ガンダムエース掲載版においては第1話でDSSDが肩に同組織のマークを施した機体を運用していた[27]、単行本においては同シーンの登場機がシビリアンアストレイDSSDカスタムへと変更されている。これについて千葉智宏は、シビリアンアストレイのデザインの本決定以前に執筆されたことが要因であると語っている[28]

出典

  1. ^ 『ガンダムの常識 モビルスーツ大百科 ガンダムSEED 連合・オーブ篇』双葉社、2011年11月、68-70頁。ISBN 978-4575303667
  2. ^ a b 『電撃ホビーマガジン』2003年6月号、メディアワークス、42-45頁。
  3. ^ a b 千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY B』メディアワークス、2005年8月、80-83頁。(ISBN 978-4840231992)
  4. ^ a b c d e f g 『1/144 HG M1アストレイ』バンダイ、2012年6月、組立説明書。
  5. ^ a b 『グレートメカニック9』双葉社、2003年6月、68-73頁。ISBN 978-4575464146
  6. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムSEED MSエンサイクロペディア』一迅社、2008年7月1日初版発行、106-109頁。 (ISBN 978-4-7580-1108-2)
  7. ^ a b c 『パーフェクトグレード 1/60  ガンダムアストレイ レッドフレーム』バンダイ、2009年3月、取扱説明書。
  8. ^ a b c d 千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2』角川スニーカー文庫、2004年7月1日初版発行、194-196頁。(ISBN 4-04-429703-7)
  9. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINYモデル VOL.2 DESTINY MSV編』ホビージャパン、2006年3月31日初版発行、166-171頁。(ISBN 4-89425-415-8)
  10. ^ 『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED 外伝2』メディアワークス、2008年4月15日初版発行、75頁。(ISBN 978-4840242028)
  11. ^ 『電撃データコレクション(18) 機動戦士ガンダムSEED 下巻』メディアワークス、2004年11月15日初版発行、82頁。(ISBN 978-4840228671)
  12. ^ a b 『機動戦士ガンダムSEED オフィシャルファイル メカ編Vol.2』講談社、2003年5月29日初版発行、23頁。(ISBN 4-06-334725-7)
  13. ^ a b 『1/144 コレクションシリーズ M1アストレイ』バンダイ、2004年3月、商品パッケージ解説。
  14. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムSEED OFFICIAL FILE メカ編vol.3』講談社、2003年9月9日第一版発行、15頁。(ISBN 4063347702)
  15. ^ 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED 4 舞い降りる剣』角川書店、2003年11月1日初版発行、335-336頁。(ISBN 4-04-429104-7)
  16. ^ アニメ『機動戦士ガンダムSEED』第28話(リマスター版第26話)
  17. ^ 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED 3 平和の国』角川スニーカー文庫、2003年9月1日初版発行、182頁。(ISBN 4-04-429103-9)
  18. ^ 森田繁「SEEDの理」『月刊ニュータイプ』2004年2月号、角川書店、36-39頁。
  19. ^ 『パーフェクトアーカイブス 機動戦士ガンダムSEED DESTINY』竹書房、2006年5月、162-167頁。(ISBN 978-4812426876)
  20. ^ 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY B 上巻 』メディアワークス、2013年10月、25-27頁。(ISBN 978-4048661270)
  21. ^ 後藤リウ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY (3) すれ違う視線』角川スニーカー文庫、2005年9月1日初版発行、247頁。(ISBN 978-4044291105)
  22. ^ a b c d 『機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラ メカニック&ワールド』双葉社、2012年11月28日初版発行、72-73頁。(ISBN 978-4-575-46469-6)
  23. ^ a b c d e f g 『機動戦士ガンダムSEEDモデルVol.3 SEED MSV編』ホビージャパン、2004年5月31日初版発行、105-109頁。(ISBN 4-89425-336-4)
  24. ^ a b 『電撃データコレクション 機動戦士ガンダムSEED外伝』メディアワークス、2007年8月15日初版発行、56頁。(ISBN 978-4-8402-3907-3)
  25. ^ 『ガンダムの常識 モビルスーツ大百科 ガンダムSEED 連合・オーブ篇』双葉社、2011年11月、90-91頁。ISBN 978-4575303667
  26. ^ 千葉智宏『機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 2』角川スニーカー文庫、2004年7月1日初版発行、219頁。(ISBN 4-04-429703-7)
  27. ^ 『月刊ガンダムエース』2006年8月号、角川書店、98頁。
  28. ^ ASTRAYなブログ2006年9月27日
  29. ^ 千葉智宏 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY 上巻 -真実を求める者-』メディアワークス、2006年6月、28頁。(ISBN 978-4840234733)
  30. ^ a b 『月刊ガンダムエース』2004年11月号、角川書店、106-107頁。
  31. ^ ときた洸一『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』第3巻、角川書店、2005年11月、65頁。(ISBN 978-4047137882)
  32. ^ 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY The Complete Card PART02」収録カードの「レイスタ(ユン専用機)」では「MWF-JG71/YooN」とされている。


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