HSV色空間
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/16 07:46 UTC 版)
RGBからHSVへの変換
R、GおよびBが0.0を最小量、1.0を最大値とする0.0から1.0の範囲にあり、(R,G,B)で定義された色が与えられたとすると、それに相当する(H,S,V)カラーは次のような数式により決定することができる。
R,G,Bの三つの値の内、最大のものをMAX、最小のものをMINとすると、この式は次のように書ける。[疑問点 ]
円錐モデル
円柱モデル
結果は(H,S,V)形式である。Hは0.0から360.0まで変化し、色相が示された色環に沿った角度で表現される。SおよびVは0.0から1.0までの範囲で変化する彩度および明度である。角座標系で、Hの範囲は0から360までであるが、その範囲を超えるHは360.0で割った剰余(またはモジュラ演算)でこの範囲に対応させることができる。たとえば-30は330と等しく、480は120と等しくなる。
この式はHSVの他の性質も示す。
- MAX = MIN(例・S = 0)のとき、 Hは定義されない。上記のHSV空間の図を参照するとよい。もしS = 0ならこの色は中央のグレイの直線の周囲にあり、従ってこの色には彩度がなく、角座標には意味がない。
- 円柱モデルでMAX = 0(例・V = 0)のとき、Sは未定義である。これは上記の円錐状の図に最もよく表れている。もしV = 0ならこの色は完全な黒であり、この色に色相も彩度もない。従って円錐状の図は単一の点に潰れ、この点では角度も角座標系も無意味である。
ソフトウェアでの変換処理
以下の処理を行うことで変換することができる。
※HSV/RGB全要素を0.0~1.0の浮動小数点数で表現した円柱モデルの場合
// (float r, float g, float b)
float max = r > g ? r : g;
max = max > b ? max : b;
float min = r < g ? r : g;
min = min < b ? min : b;
float h = max - min;
if (h > 0.0f) {
if (max == r) {
h = (g - b) / h;
if (h < 0.0f) {
h += 6.0f;
}
} else if (max == g) {
h = 2.0f + (b - r) / h;
} else {
h = 4.0f + (r - g) / h;
}
}
h /= 6.0f;
float s = (max - min);
if (max != 0.0f)
s /= max;
float v = max;
HSV色空間と同じ種類の言葉
- HSV色空間のページへのリンク