EMOBILE 4G-S その他

EMOBILE 4G-S

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/28 04:24 UTC 版)

その他

ワイモバイルとの契約ではあるが、利用方法の実態としては、ソフトバンクモバイルで契約した場合と準ずる使用方法となるため、ワイモバイルの他の契約形態から利用期間やメールアドレスは基本的に引き継ぐことができない。

また、契約者向けログインサイトについても、自社が管理する「My EMOBILE」ではなくソフトバンクモバイルが管理する「My SoftBank」を利用していたため、emobileメールの利用も不可であった。現在、EMOBILE 4G-Sの契約者向けのログインサイトは、自社が管理する「My Y!mobile」に変更されているが、ワイモバイルの「電話サービス(タイプ1)」契約の場合に利用できるY!mobile メールは、EMOBILE 4G-Sの契約者は利用できない(メールの設定については、「My SoftBank」に転送され、そこで設定する。なお「My SoftBank」への直接のログインも引き続き可能だが、メール関連以外は、「お客様の契約では利用できません」となり、エラー画面が表示される)。

電話サービスの内容もソフトバンクモバイルのものと同等となる。例えば、自社の通信網では利用可能な、いわゆるナンバーリクエスト機能(ネットワーク上での「非通知拒否」機能。イー・モバイルブランドでは、「電話番号リクエスト」と呼称していた。Y!mobileブランドでは、PHSを含め、元はウィルコムが使用していた名称である「番号非通知ガードサービス[8]」と呼称している。)については、ソフトバンクモバイルの通信網では提供されていない都合上利用不可となり、端末固有の機能やダウンロードしたアプリ[9]の機能に依存する[10][11]。逆に、自社の通信網(PHSを除く)では119番(消防/救急への緊急通報)が利用できないエリアがあるが[12]、こちらはソフトバンクモバイルの通信網を利用しているためエリアの制限はない。

請求は、ソフトバンクモバイルからなされる(ただし、窓口収納は、ソフトバンクショップでは不可)。このため、請求書や通帳の摘要欄の表示が「ソフトバンクモバイル[13]」として記載される。ショップ店を除く請求書払いや引落の形態などは、ソフトバンクモバイルと契約したものに準じて行われる。


  1. ^ よって、MVNOとしてソフトバンクモバイルに貸し出した帯域をまた貸しされる形で、ソフトバンクモバイルから提供を受ける形で提供、という複雑な形を取っている。
  2. ^ EMOBILE 通信サービスに関する重要説明事項
  3. ^ 2014年8月以降はY!mobileの表示。
  4. ^ LTEでのパケット通信は周波数が対応しているので原理上は利用可能だが、ワイモバイルの3G周波数は、EM01Lでは対応していないので、音声通話(ソフトバンクモバイル網)を使えるか否かは定かではない。
  5. ^ イー・モバイルのガン氏、SIMフリーな「Nexus 5」の魅力を語る
  6. ^ SIMフリー「Nexus 5」向けに「EMOBILE 4G-S」を提供開始 ~お得な高速データ通信サービスを月額2,980円でご利用可能に~|報道発表資料|イー・アクセス
  7. ^ 端末仕様上は、LTEネットワーク利用時には、下り最大150Mbps、上り最大50Mbpsに対応しているが、ダブルLTEの網が端末の機能に追い付いていない。
  8. ^ 番号非通知ガードサービス|通話|サービス|Y!mobile(ワイモバイル)
  9. ^ ウイルス対策ソフトを含む。
  10. ^ 因みに、EM01Lでは、端末固有の機能自体がない。
  11. ^ ただし、Android端末の場合、アプリ等で非通知拒否を行った場合は、OSの仕様上の理由により、通知不可能や公衆電話までも非通知として遮断されてしまう。
  12. ^ 119番(消防/救急)の対応エリアについて|サービス|Y!mobile(ワイモバイル)
  13. ^ ソフトバンクモバイルが取り扱っていない金融機関はセディナ(現在は、SMBCファイナンスサービスに吸収合併され、同社が対応)が収納代行を行うため、「セディナ(ソフトバンクMB」(2021年1月引き落としからは、「SMFS(ソフトバンクMB」に変更)などの表示がされる。


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