DEATH NOTE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/09 01:19 UTC 版)
『DEATH NOTE』(デスノート)は、大場つぐみ(原作)、小畑健(作画)による日本の少年漫画作品。2003年12月から2006年5月まで『週刊少年ジャンプ』(第一部:2004年1号 - 2005年11号、第二部:2005年20号 - 2006年24号)に連載。名前を書いた人間を死なせることができるという死神のノート「デスノート」を使って犯罪者を抹殺し、理想の世界を作り上げようとする夜神月と、世界一の名探偵・Lたちによる頭脳戦を描く。分類としては「サイコ・サスペンス」に分類される。
注釈
- ^ 月、海砂、火口、魅上、スナイダー、Cキラ、田中実。ただし海砂の死亡については作中ではなく『DEATH NOTE HOW TO READ 13』で触れられているのみ。また読み切り版の登場人物である鏡太郎と三浦は生存している。
- ^ 原作者によると、名前の下に記された数字は、1巻の月の寿命は二進法の算出ルールを使った特定の法則で並べていたが、それより後は法則を忘れたため適当な数字を並べていたとの事。
- ^ 所持者の混乱を防ぐためらしい(レムによると、「自分の寿命を知ってしまった人間は何を仕出かすか分からない」)。
- ^ 外国人の場合は原文通りの綴りでなければならない
- ^ シドウのノートを死神界でリュークが拾い表紙裏に英語で書き人間界に落とした
- ^ 海砂の寿命のその日、海砂を殺そうとしていた男を死神ジェラスがノートで殺害。結果としてその日に海砂は死なないことになり、寿命が延長された。
- ^ 残りの寿命が10日の人間を、20日後に死ぬように指定した場合など。
- ^ 月はこのルールを利用して、腕時計にある針で自分の指を刺して出血させ、血液をインク、針をペンとして代用していた。
- ^ 原作では、「天国も地獄も最初から存在せず、生前何をしようと死んだ後に待ち受けているのは無である」という意味とされた。また、実写映画版では、デスノートを使った人間のみが天国にも地獄にも行けないとされている。
- ^ 存在を知らないLの似顔絵を描かせる、Lが日本警察を疑っている旨を言わせるなど、本人ができない行動は不可とされた。
- ^ なお、ドラマ版では完全に無効化はされず、何かしらの形でノートへの記載内容も反映されるとされた(例として、月が5時30分のニュースで「国内で逮捕された」と報道されていた犯罪者の名前をノートに書いたうえで「6時にエッフェル塔から転落させて殺す」という指示を行った際、その囚人はこのルールに則り心臓麻痺による死となったが、死に際に断末魔で「エッフェル塔…」と言い残した)。
- ^ 作中では月がレイ・ペンバーにこの手法でFBI捜査官の名前を書かせ、全滅に追い込んだ。
- ^ 実写映画版では月がこの方法を利用し、対象者(南空ナオミ)に第三者(秋野詩織)の殺害を実行させている。
- ^ 写真や映像であっても、人相が判別できるほど鮮明であれば名前と寿命を見ることができる。似顔絵では名前と寿命が見えない他、鮮明な写真でも顔が大きく欠けている場合は見えないことがある。
- ^ 蘇生できる状態については「焼かれていない」以外の詳しい基準は不明であり、太郎が最初に殺した2人は死後2日以上が経過しているにもかかわらず、問題なく蘇生している。
- ^ リュークの姿を見ることができる警察たちにその姿が自分の下に来たところを見られていないかを警戒して、念のため2年間ほど期間を置いたからである。
- ^ a b c d ダブルキャスト
- ^ 週刊少年ジャンプ作品とのコラボレーションはこれが初となる。
- ^ 週刊少年ジャンプの3作品とコラボするユニバーサル・ジャンプ・サマーのうちの1作。他はドラゴンボールとONE PIECE。
出典
- ^ “伝説的映画『デスノート』禁断の続編、製作決定!”. ワーナーブラザース. (2015年9月14日) 2020年9月21日閲覧。
- ^ a b 「DEATH NOTE 短編集」内での表記より
- ^ “「DEATH NOTE」11年ぶり新作読切発表、小畑健「連載版とは違う読み味に」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年7月12日) 2023年5月10日閲覧。
- ^ 大場つぐみ・小畑健『DEATHNOTE 第1巻』集英社 p12-13
- ^ “DEATH NOTE:12年ぶり完全新作「ジャンプSQ.」掲載 「今この時代のデスノートの物語。」”. MANTANWEB (2020年2月5日). 2022年12月11日閲覧。
- ^ 中条省平「安倍押し上げたデスノート・セカイ系気分」『AERA』2006年10月2日号、朝日新聞、2006年9月25日、28-29頁。
- ^ 宇野常寛『ゼロ年代の想像力』早川書房、2008年7月25日、22-23,115頁。ISBN 978-4-15-208941-0。
- ^ 斎藤環. “第1回 「正義」とはトラウマのようなものだ02」『「虚構」は「現実」である』]”. Voice+. PHP研究所. 2009年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月7日閲覧。
- ^ 『物語構造分析の理論と技法 ― CM・アニメ・コミック分析を例として』 高田明典 大学教育出版、2010 p273-280
- ^ 高田, 明典 (2009-8). “物語構造分析による娯楽作品の訴求構造分析”. 研究報告エンタテインメントコンピューティング(EC) 2009 (2): 1–4 .
- ^ 小谷野敦『名前とは何か なぜ羽柴筑前守は筑前と関係ないのか』青土社、2011年、141-142頁
- ^ 「中国で「死のノート」に賛否両論 日本の漫画が発火点」共同通信2005年1月28日
- ^ “「デスノート」、中国で取り締まり 「成長に悪影響」”. 朝日新聞. (2007年5月26日) 2019年4月11日閲覧。
- ^ “ベルギーのバラバラ殺人犯「キラ」 「デスノート」でなく「ジョジョ」?”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2007年10月6日) 2015年12月9日閲覧。
- ^ “「わたしはキラです」の紙残し・・・3年前の「デスノート」バラバラ殺人で若者4人逮捕 ベルギー”. MSN産経ニュース. 共同通信. (2010年9月25日). オリジナルの2010年9月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “漫画「デスノート」ロシアで波紋 市民団体は発禁求め、愛好者は発禁反対の署名”. MSN産経ニュース (産経デジタル). (2013年4月26日). オリジナルの2013年4月26日時点におけるアーカイブ。
- ^ “ロシア裁判所『デスノート』『東京喰種』『いぬやしき』を配信禁止に。「全エピソードに残虐シーン」”. オリジナルの2021年1月21日時点におけるアーカイブ。 2021年8月31日閲覧。
- ^ 『DEATH NOTE』12巻
- ^ “映画『デスノート』10年ぶり続編製作!2016年公開 ドラマとは別物に”. シネマトゥデイ (2015年9月13日). 2015年9月14日閲覧。
- ^ “デスノート新ポスターに月&Lも、正式タイトルは「Light up the NEW world」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2016年4月22日) 2016年4月22日閲覧。
- ^ “デスノート Light up the NEW world”. 日活 2022年6月18日閲覧。
- ^ “Netflixオリジナル映画「デスノート」撮影開始、主要キャスト明らかに”. 映画ナタリー. (2016年7月1日) 2016年7月1日閲覧。
- ^ 中山雄一朗 (2015年4月20日). “「デスノート」連続ドラマ化が決定!新キャストで独自ストーリーも”. シネマトゥデイ. 2015年4月20日閲覧。
- ^ 「発表! 第86回ドラマアカデミー賞」『週刊ザテレビジョン』第44号、KADOKAWA、2015年、2015年11月7日閲覧。
- ^ a b “デスノート The Musical、リュークら配役発表”. コミックナタリー. ナターシャ (2014年9月22日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b c d “ミュージカル「DEATH NOTE」明日開幕!「歌い手はパッションが必要」”. コミックナタリー. ナターシャ (2015年4月5日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b “「デスノート THE MUSICAL」2017年9月に再演、浦井健治と柿澤勇人が続投”. ステージナタリー. (2016年9月30日) 2016年9月30日閲覧。
- ^ “「デスノート THE CONCERT」開催!ミュージカルに先がけ、2017年3月に”. ステージナタリー. (2016年12月8日) 2016年12月8日閲覧。
- ^ “『デスノート THE MUSICAL』の新キャストが決定! 夜神月役に村井良大、L役に髙橋颯”. OKMusic. ジャパンミュージックネットワーク (2019年4月25日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b “『デスノート THE MUSICAL』全キャストビジュアル公開”. エンタステージ. ナノ・アソシエーション (2019年8月8日). 2019年12月14日閲覧。
- ^ a b “石井一孝「デスノート」大阪公演を体調不良で休演、代役に俵和也”. ステージナタリー. ナターシャ (17-08-10). 2019年12月14日閲覧。
- ^ “梅田芸術劇場主催公演、新型コロナウイルスの影響で中止”. ステージナタリー. (2020年2月27日) 2021年1月24日閲覧。
- ^ “福岡・博多座の公演が一部中止、新型コロナウイルスの影響で”. ステージナタリー. (2020年2月27日) 2021年1月24日閲覧。
- ^ 前島亜美 (2017年6月25日). “「デスノート THE MUSICAL」富山公演”. 前島亜美オフィシャルブログ. サイバーエージェント. 2017年9月25日閲覧。
- ^ “『デスノート』が韓国「2016 eDaily Culture Awards」ミュージカル賞部門最優秀賞を受賞”. シアターガイド (2016年3月1日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c “[韓流]5年ぶり上演の「デスノート」 キム・ジュンスら出演”. 聯合ニュース (2022年4月8日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ “韓国ミュージカル「デスノート」、プレビューチケットオープンと同時に全席完売”. wowKorea (2022年2月8日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ a b “[韓流]ミュージカル「デスノート」 毎公演完売で8月まで延長決定”. 聯合ニュース (2022年5月9日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ a b “『デスノート The Musical』韓国公演、ついにスタート!”. エンタステージ (2015年7月3日). 2016年3月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “«Тетрадь смерти» в «Мире»: концертная версия мюзикла”. MUSECUBE (2022年4月22日). 2022年5月28日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE トレーディングカードvol.1”. KONAMI. 2007年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年6月7日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 1”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 2”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 3”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 4”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 5”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 6”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 7”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 8”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 9”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 10”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 11”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 12”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE短編集”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 1(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 2(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 3(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 4(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 5(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 6(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 7(文庫版)”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE 完全収録版”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “「DEATH NOTE」全巻やガイドブック・短編が1冊の電子書籍に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年3月21日) 2019年3月21日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE × SCRAP 死と砂の世界からの脱出”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “映画ノベライズ DEATH NOTE Light up the NEW world”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE HOW TO READ 13 真相”. 集英社. 2021年10月11日閲覧。
- ^ “DEATH NOTE OFFICIAL MOVIE GUIDE (1)”. ダ・ヴィンチニュース. 2021年10月11日閲覧。
固有名詞の分類
- DEATH NOTEのページへのリンク