A級戦犯 各被告の日米弁護人・補佐弁護人

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > A級戦犯の解説 > 各被告の日米弁護人・補佐弁護人 

A級戦犯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 03:54 UTC 版)

A級戦犯(Aきゅうせんぱん、英語: Class-A war criminal)は、ニュルンベルク裁判極東国際軍事裁判被告に対する呼称。戦犯は戦争犯罪人の略[1]


注釈

  1. ^ このため、現代では「A級戦犯」を「その事象の原因となった最も糾弾すべき人物」という意味で用いられることもあるが、これはABC順を等級(罪の重さ)という意味で誤って解釈したことによる誤用である。事実、東京裁判でA級戦犯として勾留された被告のうち、19人が無罪釈放となっている
  2. ^ 海軍中将海軍航空隊の功労者。
  3. ^ マニラ軍事法廷で死刑判決を受けて、1946年4月3日に銃殺刑執行。「バターン死の行進」関連。
  4. ^ マニラ軍事法廷で終身刑判決。後に減刑されて1951年に釈放され翌年帰国した。
  5. ^ マニラ軍事法廷で終身刑判決。銃殺刑。
  6. ^ 中佐。マニラ軍事法廷で死刑判決。絞首刑。「マニラ大虐殺」関連。
  7. ^ a b 東京捕虜収容所での「人体実験」関連。
  8. ^ 東京捕虜収容所付属病院の監視官を勤めた軍曹。
  9. ^ 仙台捕虜収容所勤務の軍属
  10. ^ 仙台捕虜収容所勤務の軍曹。
  11. ^ 東京捕虜収容所の大尉。
  12. ^ 海軍捕虜収容所通訳官。
  13. ^ 元陸軍主計大尉。
  14. ^ ラジオ放送での対日協力者も、A級戦犯とは関係がなく、利敵行為として各国の軍法や国内法での反逆罪等に当たった。駐日大使等は戦犯ではなく証人であった。故にこれらからは1人も極東裁判の被告席に据わることはなかった。
  15. ^ 東京ローズと間違われての誤認逮捕であった。
  16. ^ 極東国際軍事裁判の被告人のうち、松井石根は同裁判の判決においてA級に該当する被疑事実は全て「無罪」とされており、A級戦犯ではないとする説もある。
  17. ^ ただし堤は後に離党して民社党に参加しており、平成以降の社民党とは別系統の人物になる。

出典

  1. ^ 日本国語大辞典,百科事典マイペディア, 日本大百科全書(ニッポニカ),ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典,デジタル大辞泉,精選版. “A級戦犯とは”. コトバンク. 2022年1月24日閲覧。
  2. ^ 太平洋戦争研究会『東京裁判「パル判決書」の真実 : なぜ日本無罪を主張したのか』PHP研究所、2006年、16-17頁。ISBN 4569656285国立国会図書館書誌ID:000008386457https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000008386457 
  3. ^ 野呂浩「パール判事研究 : A級戦犯無罪論の深層」『東京工芸大学工学部紀要. 人文・社会編』第31巻第2号、厚木 : 東京工芸大学工学部、2008年、43頁、CRID 1050001202676126848ISSN 03876055 
  4. ^ 林博史「BC級戦犯裁判」p.2-3.
  5. ^ 多谷千賀子『戦争犯罪と法』岩波書店(原著2006年12月)。ISBN 9784000236669 
  6. ^ 梨本宮・平沼・平田ら五十九人に逮捕命令(昭和20年12月4日 毎日新聞(東京))『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p341
  7. ^ 近衛・木戸ら九人に追加逮捕命令(昭和20年12月7日 毎日新聞(東京))『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p343-p344
  8. ^ 中里成章「パル判事」(岩波新書、2011年)には次のようにある。 「弁護士を開業すると、パルは所得税法を専門とするようになった。」(54頁) 「パルは国際法の業績があったから、東京裁判の判事に任命されたのではない。事実は正反対で、東京裁判の審理に加わってから国際法学者になったのである。」(68頁) 「インド代表判事選任の基準は、 高裁の現職判事あるいは少なくとも定年退職した元判事から選ぶとされているが…パルは適格者でないにもかかわらず、選任手続き上の誤りでインド代表判事に任命されてしまった」(98・99頁)
  9. ^ 本田稔「ナチスの法律家とその過去の克服:1947年ニュルンベルク法律家裁判の意義」(PDF)『立命館法學』2009年5・6、立命館大学、2009年、795-831 (p.813-814 より)、ISSN 04831330NAID 110007632730 
  10. ^ Michael Akehurst (1992年8月1日). A Modern Introduction to International Law. Routledge; 6th edition. pp. 278-279 
  11. ^ Ian Brownlie (2003年11月20日). Principles of Public International Law. Oxford University Press; 6 edition. pp. 565-566 
  12. ^ 御署名原本・大正九年・条約第一号・同盟及聯合国ト独逸国トノ平和条約及附属議定書〔87画像目〕”. 国立公文書館アジア歴史資料センター. 2021年11月16日閲覧。
  13. ^ 小寺初世子「国際刑法と罪刑法定主義」『広島平和科学』第5巻、広島大学平和科学研究センター、1982年、83-106頁、CRID 1390572174811952768doi:10.15027/15128ISSN 03863565 PDF-P.12 より
  14. ^ 保阪正康『東京裁判の教訓』(初版)朝日新聞出版〈朝日新書〉(原著2008年7月30日)、233・249頁。ISBN 9784022732200 
  15. ^ 梶居佳広「東京裁判における日本の東南アジア占領問題 : 検察側立証を中心に」『立命館法学』第345/346巻、立命館大学法学会、2013年3月、3291-3332頁、CRID 1390009224877682560doi:10.34382/00007346ISSN 0483-1330 
  16. ^ a b “東条元首相らA級戦犯の遺灰を「太平洋にまいた」 米公文書で明らかに”. BBC News Japan. (2021年6月16日). https://www.bbc.com/japanese/57479306 2024年4月2日閲覧。 
  17. ^ “A級戦犯7人、太平洋に散骨”. 共同通信社. (2021年6月7日). オリジナルの2021年6月6日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210606211459/https://nordot.app/774377706412163072?c=39546741839462401 2021年6月7日閲覧。 
  18. ^ 東条英機らA級戦犯の遺骨を「太平洋にまいた」公文書見つかるJNN 2021年6月7日
  19. ^ 『毎日新聞』1948年12月25日付朝刊、1頁、「A級十九名を釈放 総司令部発表 戦犯の処分は完了す」。
  20. ^ 上田正昭ほか監修 著、三省堂編修所 編『コンサイス日本人名事典 第5版』三省堂、2009年、105頁。 
  21. ^ 日暮吉延「「正義」 と 「慈悲」 : 講和後の戦犯釈放と日米関係」『アメリカ研究』第2001巻第35号、アメリカ学会、2001年、135-154頁、CRID 1390282680326438144doi:10.11380/americanreview1967.2001.135ISSN 03872815 
  22. ^ 参議院議員吉岡吉典君提出日本の戦争犯罪についての軍事裁判に関する質問に対する答弁書 1991年10月29日
  23. ^ 朝日新聞 夕刊. (1956年3月31日) 
  24. ^ “社説”. 朝日新聞 朝刊. (1956年9月26日) 
  25. ^ 中立悠紀「戦後日本における戦犯「復権」 : 戦犯釈放運動から戦犯靖国神社合祀へ」九州大学 博士論文(学術)、 17102甲第14131号、2018年、NAID 500001371063 
  26. ^ 第16回 衆議院議事録 -厚生委員会議事録16号- 昭和28年7月9日(木曜日)78ヶ目の質疑
  27. ^ 野田佳彦「「戦犯」に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問主意書」(質問第二一号)、2005年10月17日
  28. ^ 小泉純一郎「衆議院議員野田佳彦君提出「戦犯」に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問に対する答弁書」(内閣衆質一六三第二一号)、2005年10月25日
  29. ^ 外務省>報道・広報>演説>国際連合第十一総会における重光外務大臣の演説
  30. ^ ティム・ワイナーの著書『CIA秘録』、有馬哲夫の著書『原発・正力・CIA』・『日本テレビとCIA』・『CIAと戦後日本』、吉田則昭 の著書『緒方竹虎とCIA』





英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「A級戦犯」の関連用語

A級戦犯のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



A級戦犯のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのA級戦犯 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS