3GPP2 3GPP2の概要

3GPP2

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/13 02:11 UTC 版)

概要

アメリカのTIA、日本の電波産業会(ARIB)、情報通信技術委員会(TTC)、韓国のTTAといった各国・各地域の標準化団体により1999年1月に設立された。後に中国CWTS(現、CCSA)も加わった。3GPP2はあくまでも標準化団体間の「プロジェクト」であり、法人格は持たない。

第3世代移動通信システムに関する標準化団体としては3GPP(第3.9世代移動通信システム以降の標準化も手がける)があるが、3GPPと3GPP2とでは、通信方式以外にも、ファイルフォーマットなど多くの点で異なる仕様を含んでおり、互換性が確保されていないという問題がある。

3GPP2ファイルフォーマット

3GPP2ではMMS (Multimedia Messaging Service),MSS(Multimedia Streaming Service)等での利用を想定したファイルフォーマットが規定されている。拡張子は3g2。

3GPP2ファイルフォーマットで採用されているコーデックは基本的に3GPPフォーマット同様で以下のとおりである。

その他、SMIL、Timed Textなどの規定がされている。

3GPP2と3GPPとの違いとして、メールへの添付以外にもストリーミングなどで利用されることを想定して、周期的にヘッダを挿入するムービーフラグメントが導入されている点などがある。

注)3GPPにおいてもrelease 6以降、ストリーミングで利用することを想定しムービーフラグメントが導入された。

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