骨材 悪い骨材の条件

骨材

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 21:47 UTC 版)

悪い骨材の条件

コンクリートの骨材

コンクリートの骨材では、軟質なものや脆弱なものは強度や耐久性に影響を与えることから、軟石または死石と呼び排除が努められる。軟石の試験は、日本工業規格において「粗骨材の軟石量試験方法」(JIS A 1126)が定められている。土木学会が定めた標準示方書では、舗装ダムに用いるコンクリートの例では、重量比で5%以下と定めている。

骨材の含水状態

絶対乾燥状態(絶乾状態)
骨材の内部に水が含まれず、完全に乾燥している状態。
空気中乾燥状態(気乾状態)
骨材の表面と内部の一部が乾燥している状態。
表面乾燥飽水状態(表乾状態)
骨材の内部の間隙は水で満たされているが、表面に水が付着していない状態。配合設計では、骨材はこの状態を仮定している。
湿潤状態
骨材内部の間隙が水で満たされ、表面にも水が付着している状態。このとき表面に付着している水を「表面水」と呼ぶ。

日本の骨材使用量

日本の骨材の使用量は、2008年現在で約450万トン。1990年のピーク時約900万トンから半減している[2]。骨材を使用するコンクリートも同様の傾向を見せている。

関連項目

  • コンクリート
  • 砂利採取法
  • シャモット英語版(英語:grog、グロッグ。焼粉、firesand とも) - 耐火煉瓦を砂状に砕いたもの、耐火煉瓦と陶芸作品の収縮を少なくする骨材となる。
  • 軽石 - 骨材となる。



  1. ^ 『コンクリートの基本と仕組み』第3版、岩瀬泰巳・岩瀬文夫、秀和システム、2021年1月20日発行、ISBN 9784798062204
  2. ^ 骨材需給推移表(建設通信新聞2010年12月1日第2面)


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